町内の名物男が天国に召されてから、
一年半が過ぎて、すぐ裏の白龍神社で
行われていた、大晦日のもちつきが
2年続けてなくなった。
それでも新年を迎えた神社には
多くの人々が詰め掛けていた。
日本人らしいというのだろうか、
狭い拝殿前に順序良く整列して、
順番を待っている。
ここは水商売の神様。
日頃も多くのその道の方が
参拝に訪れている。
今年は始まりの気がしてならない。
政治も経済も虚構の構図を脱して
本物の構築が始まる年なのかも知れない。
だからあらゆる分野で今まで力のあった方たちが
力を失い、コツコツ真実を行ってきた人々が
表舞台に押し出されるような感じがする。
その前に、おそらく大きなショックはまぬがれないのだろう。
10年前よりはるかに多くの人々が、たくさんの
基本的な矛盾に気付き始めている。
だがそれをどのようなカタチで実践するのかが
わからない。
わかった人々はすでにはじめているのだろうか。
霊性にいたり、言葉を大切にし、人間の本質に
なんとか迫ろうとする人々も多い。
意識が現実を創り出すことは誰にもあきらかとなった。
作り出した現実を判断せずに認める必要も知った。
天は一瞬の時間差なく多くを与えるように
なったのだろうか、あまりに現実化が早い。
そして人間の気は増幅され、他の人間への
影響は強力になった気さえする。
2007年、さてまだ勝ち負けを続けるのか、
それともいのちの叫びに正直に生きるのか。
もう始まってしまっている。