あげなさい

はがき道の坂田さんは、複写はがきの控えとか
ご著書とか、森信三さんの御本ほかの自身の
推薦本を販売されています。

全国での講演が主たる活動ですが、
その中では複写はがきの勧めを
積極的にされています。

はがきを複写にしますと、青い複写のおはがきが
お相手に届きます。

坂田さんはよく聞かれます。
「なぜ複写はがきなんですか。?
このメール時代に何故はがきなんですか。?
何故黒でなくて青のカーボンなんですか。?」

その時坂田さんは答えます。

「やってみればわかります。」

それから坂田さんの名言があります。
さまざまなものを販売されて、一応請求金額を
やはり複写で書かれます。

幾日たっても請求額が振り込まれない場合もあるようです。

その時に坂田さんはどうなさるのか、
「払わない人には あげなさい。」です。

ものを売る商売を生業とする会社では
考えられないことであり、回収はそれが
完全にあってこそ販売の完成形です。

建築の材料を販売する立場の会社では、
職人さんの支払いをずっと注視し、営業の方々が
担当のお店からきちんと支払いがきちんとなされているかどうかは
重要な事項です。

ですが、この坂田さんの言葉をかりれば
「払わない人には あげなさい」です。

人間にはいろんな背負った業があって、
さまざまな性格は人にはあります。
普通は買ったものは支払うことは当たり前ですが、
お支払いがどうしても滞り、幾年もなかったりするお店もあります。

「与えるものは 受け取るもの」の原則は
現実世界でのお金の世界でもあるのでしょうか。

「あなたはわたし わたしはあなた
あなたのものはわたしのもの わたしのものはあなたのもの」

世界観を源一つととらえる坂田さんはこのことを
ご存じのようです。

さて会社ではどうしているかと言いますと、
少しでもお支払いがパラパラと継続される方は
そのまま請求を毎月続けています。

わけがあって支払い不能と判断されれば
「あげなさい」です。

そして幾年も0の場合で、額が多額でも
「あげなさい」です。

坂田さんはさらに言います、
「ものはなるべく高く買いなさい。」

これも商売では?です。
なるべく安く買って、できるならば高く売る。
利は元にあり。
と仕入れ先をたたきます。

このことの会社の方針は
「なるべくいい値で 買いなさい」です。

何十年も赤字の会社でした。
全部自分のことでした。
であう仕入先、お客様すべてです。

でも生かされています。
今 すべてに幸せと言えます。

坂田さんは 人生の師です。
坂田さんはそうは思わない。
放蕩息子です。

今生でお会いできたことに、感謝でいっぱいです。