Iさん懐古 その15~空を我として

「空を我として生きる者に、喧嘩はない」

小松菜の種を所望し、おまけで送られてきた
2粒の大根の種を丸型のプランターに播きました。

そしてそのうちの一粒が芽生え、根付き
この世の70日が経過し今日の写真です。
もうすぐ収穫です。

このように種が芽生え、根付き生長する
現象を毎日のように見ていますと、
この世が「空」だとは心底から信じられず、
現象が幻想だとは思えないでしょう。

しかし体験での出来事は確かに現実には
時間も空間も存在せず、物質は影だと
伝えました。
しかも極めつけは伝えられる「啓示」です。

もし現実が「空」ならば、自分として信じて
疑うこともない肉体は影です。
だから「生命」である「空」はただ一つ。
あなたもわたしもなく、わたしたちもあなたたちもなく、
たった一つの生命があるのみ。

そうであれば誰と喧嘩をするのでしょうか。
何を争うのでしょうか。

またさらにすべてはあなたの中に存するのに
何を貯めたり、失うことの怖れを抱く
必要があるのでしょうか。

「あなたはただ自分自身の一部に会うだけ
自分だけではまさに無である」

「所有するためには、すべての者にすべてを与えなさい」

「あなたが拒否するものはあなたに欠けているもの」

空であれば私たちは無限です。

「空を我として生きる者に、喧嘩はない」