「癒されるためには患者が自分の心を変えなければ
ならないというのなら、神の教師は何をするのだろう。」
患者当人の心を当人に代わって変えられるだろうか。
当然にそれはできない。
「すでに自分の心を変えようとする意欲がある者に
対しては、神の教師の機能は、ただ彼らとともに
喜ぶだけである。」
彼らも彼と一緒に神の教師になったからですね。
ただ病気が自分を選んだのではなくて、自分が病気を
選んだと思えればいいようです。
このようにして病気という幻想は他者の意志に
よってではなく、一なる意志のそれ自体との融合に
よって一掃される。
すなわち、自分の意志から分離した意志を見ず、
自分の意志も神の意志から分離したものとは見なさない
ということだけでしょうか。
「癒されるためには患者が自分の心を変えなければ
ならないというのなら、神の教師は何をするのだろう。」