社員さん旅立つ

連休明けの7日、社員さんのお父さんから
電話があった。
「あの・・・Tが4日の朝急に亡くなりまして、
6日に密葬を済ませました。」
あまりのことに絶句。
「もうお医者さんもびっくりするくらいだったんです。」
80歳を超えてみえるだろうお父さんが、
気丈に話す。
「何にもできなくて、ほんとにすみません・・・。
お父さんお母さんもだいじになすってください・・・。」
電話口のむこうで嗚咽が漏れた。
1ヶ月を過ぎる入院。
だけれどまさかこんなにはかなく逝ってしまわれるなんて。
ほんとに一体どうなっているんだろう。
彼は独身、56歳に今年の11月になるところだった。
楽しいことも少なかっただろうに。
15年間病弱で定期的に幾度か入退院を
繰り返していたけれど、とてもまじめで、
毎月のお給料日の日報には必ず、
「厳しい時代ですが、今月もお給料をいただけました。
ありがとうございます。」と必ず書いてみえた。
特殊な性格の故か、社員さんにあんまり好かれて
いたわけではないけれど、黙々と偽りなく、効率的に
働く人でした。
あなた様によって多くの人が学びをいただきました。
私は社員さんが現役で亡くなるという経験を持ちました。
大きな体験です。
どうぞもうしっかりしなくていいですよ。
ゆっくりお休みください。
そんな風にお伝えします。
なくなる少し前に撮らせていただいた
ケイタイの写真。
すこしでも、よくなりますように、元気にまた
仕事に出てこられますように、
お祈りに持って行こうと思った写真が、
胸のポケットにまだあったのです。

「マザーテレサの真実」 五十嵐 薫 著

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私がこの本を読みながら、むせび泣いているのを
見てか、「その本私にも見せてください。」と娘。
そして本を開いて、ほんのしばらくの後、
彼女は嗚咽した。
お会いしたかったマザーテレサがすでに
亡きあとの「インド心の旅」にお連れいただいた
五十嵐さんが、おそらく全編を通じて、
涙ながらに書き下ろされただろうことだけは
強く心に訴えかけるちからから推察された。
以下は本文の「はじめに」からの抜粋で、
マザーテレサの後継者シスター・ニルマラに
この本を世の中に出してよいかの確認をとる
ために出した手紙のやりとりである。
この本は決してマザーの伝記的な本ではない。
マザーの大きな意識が読むものすべての「いのち」に
語りかけてくるような本だと、ご紹介させていただきます。
           山田

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気づき

「若くして千日回峰行をした方が
仙台にみえて、その方と一時間半ほど
お話できました。」と、なんだか感激した友人からの電話。
なにか参考の本があるとおっしゃるので、
送ってくださいと頼んだら、すぐに届いた。
塩沼さんというその方と板橋禅師さんとの対話本。
自分としてはめずらしくすぐに本を開く。
そして一気に7割ほどを読み終えて、翌日
すべてを読ませていただいた。
19歳の若さで、すべての方がそうであるように
導かれる人生へと船出していった若者の
目指す先は修験道の極致である千日回峰行と
四無行(寝ない、食べない、伏せない、飲まない)。
高野山、金峯寺での行生活が待っていた。

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堀田さち子さんの歌

今年の堀田さち子さんのシャンソンリサイタル、
「イムジン河」と「時代」にとても感じさせていただいた。
どちらもカバー曲ですが。
堀田さん今年も韓国でコンサートされるようだ。
最初に堀田さんの歌を聴いたのは、那古野塾。
こんな方がシャンソン界にみえるんだ、と感心。
その日のすぐ先にあった「ミネハハコンサート」に
お誘いしたら、二つ返事で「行きます」のお答え。
積極的な堀田さんには根強いファンがいっぱい。
毎年のコンサートには必ずといっていいほど
感動が待っている。
来年もまた中電ホールで3月にある。
めぐり来る一年のうちでも、楽しみなコンサートです。