レタスの水耕実験 4 ~伊路波いちばから~

たまに、傘が逆さになるほどの風強い日があると向かい風を受けて、
「おれ、生きてんなー。」と気分があがることはありませんか。
自分はそうなんですけれども、
レタスもそうみたいです。
根っこの世界なのですけれど、写真と動画でお見せします。
いずれのレタスも種まきから2ヶ月弱たっています。
収穫は、週に2回ほど継続して行っています。

A. ラックレタス(自作バンブー/ポンプ出力毎分2リットル)
2017-06-23 09.50.03.jpg

B. ラックレタス(初代バンブー+自作バンブー/ポンプ出力毎分4リットル)
2017-06-23 09.49.41.jpg

C. トロ箱レタス(自作バンブーデラックス/ポンプ出力毎分10リットル)
2017-06-23 09.57.01.jpg

AとBは、照明は同じでLED蛍光灯の電球色と昼光色を2本組み合わせています。
7WのLEDライトで、電球色が620ルーメンで昼光色が650ルーメンです。
上下段で合計4本28Wです。
Cの照明は、水耕栽培用の白(青)と赤だけのLEDです。レタスの発色がよいです。
24Wの900ルーメンLED電球を4つ使っています。合計96Wです。
液肥は、Aはアグア酵素を水で薄めたものを使用、
Bはハイポニカを既定量より少なめにしています。
ラックが設置してあるオフィスには自作のデラックスバンブーが稼動しています。
Cはアグアとレタス酵素の薄めたものを時折、
岩魚を飼っていた水にスプレーしているほか、
毎分10リットルのバンブーエアーをトロ箱の上に吐き出しています。
ABCともに、アグアを葉面散布しています。
根っこの色が白くて勢いがあるほど、成長が早く
養液の消費が早いです。BはAの2倍の速度で養液がなくなります。
Cはさらに早く養液がなくなります。
単純にバンブーポンプの強さに比例して、
根っこがきれいにそだっているとおもわれます。
最初からの水耕栽培の記事です。

水耕栽培実験~たのしい失敗編
レタスの水耕実験 1
レタスの水耕実験 2
レタスの水耕実験 3

岩魚水かみかぜレタスのその後

最初の収穫が済んだ後、以前暗闇でも閉じられた
空間で育つ植物をテネモスさんで見ましたので、
閉じられた空間ではなく屋根つきの空間で少し
閉じられているのでやってみました。
収穫直後のレタスの状況から電気照明を切って一週間が経ちました。
岩魚レタス170602.jpg
よたよたで元気なく成長もないので、やっぱりこの空間では
光なしで、空気のバイブレーションのみでは無理かと思い、
もとの光を照らし、空気は水中空間の二箇所のままにしました。
そして一週間が経ちました。
元のようにすくすくと成長していました。
岩魚レタス1706082.jpg
水中の根はこんなふうです。
1706081岩魚レタス.jpg
水替えは一度もありません。
最初は一度のみハイポニカの肥料を与えましたが、
その後はレタス肥料(部品)+アグアのみです。
毎日少しずつ葉にスプレーと水に少し入れています。

岩魚水のバクチャー効果 マナシステムバケツ部のバンブーを切ったら

これが一週間前のバケツの様子です。
バケツの湧水部の石の上に有機物は見られず、
きれいな状態です。
ただ壁には藻類がついています。
岩魚バクチャー525.jpg
藻類の壁への繁殖をエアーバンブーを切ることによって
おさえられないかと感じ、バンブーを切りました。
そして1週間が経過しました。
バクチャー空気なし.jpg
壁の藻類はきれいに無くなってきましたが、今度は
以前のようにバケツの湧水部の石の上に有機物が
たまりました。
結局はバンブーをかけますと空気中のNを取り込んで
藻類の繁殖を促します。また水中に有機物を拡散しますので、
壁の部分に藻類が付いてしまいます。
壁にもつかず、石の上にもたまらない状態にするには、
T型の塩ビ管エアー挿入で空中に水を触れさせるシステムを
併用することが有効と考えられます。

岩魚バケツのバクチャー効果 およそ一ヶ月

岩魚バケツのバクチャー効果実験はおよそ一ヶ月です。
二週間で壁面の汚れが取れましたが、バケツの石の上の
有機物は完全にはなくなりませんでした。
岩魚5月7日.jpg
それからおよそ二週間で石の上の有機物はほぼ消えました。
逆に壁には少し藻類がついた感じです。
バンブーをすれば藻類が増えるので、バンブーをきりました。
岩魚バクチャー525.jpg
バクチャーを入れて何らかの圧をかければ微生物の活性が
おきて浄化作用があることはあきらかになりました。

神社の池の新しい段階

この6月始めで神社の池の調査を開始して
一年になります。

神社の責任者の方の目つきが変わってきました。
いずれにしても一年間の実験を通じてもっともキーとなったのは
有機泥の問題でした。

とにかく池の鯉や亀の糞やえさの影響。
そして春や秋に池に降り注ぐたくさんの木の葉。
これらが泥を増やして少なくなることがないのです。

11月の池のようす。
2016-11-16 11.45.jpg

それでも一時は水が澄んできてこれは!と思ったのも
つかの間で、ポンプの泥詰まりの頻発が一番の
解決課題でした。

それがネットを三重にすることや、ポンプをいける枡に
フタをすることで今のところ泥詰まりがおきていないようなのです。
それでジェットポンプの吐き出し口に池に設置した二台の
バンブーシステムのエアーをぶつけて一本にして一台の
ジェットポンプに利用しました。

水の勢いが強く、池が振動しています。
熱田新1.jpg
熱田新2.jpg

これでジェットポンプが二台となりましたが、三台目を据え付けて
池の水全体を回流させることにしました。
バンブー特別仕様でハウスのようです。
二台のエアーをぶつけてジェットポンプに入れます。
二台のバンブーです。

熱田新4.jpg
設置状況

遠くにバンブーが見えます。
熱田新3.jpg

この三台のバンブー+ジェットポンプで大きく池の水がウズを
巻く様に回流し始めました。

何より担当の方の熱意が高くなったことが
嬉しいことでした。

ただ泥の問題は今後の課題となっています。
楽しみですね。