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旧約聖書も、過去において核戦争があったことを書いている。アブラハムの妻のサラが亡くなって、彼女の遺体を埋葬する場所を、ヒッタイト人から譲り受けたことは既に書いた。その時彼はヒッタイト人から畑の他に洞穴を譲り受けている。そして、その洞穴を、彼は核シェルターとして使ったことも書いた。彼はイスラエル民族を率いる族長であった。
アブラハムは、何故、耐核シェルターなどを欲しがったのだろうか。その謎を解く鍵が旧約聖書には書かれている。例のソドムとゴモラの物語である。ソドムには、アブラハムと長いこと一緒に旅をしてきた彼の弟の息子(甥)ロトが住んでいた。ロトは、主(しゅ)がこの二つの町を滅ぼそうと決意したとき、アブラハムのお陰でその知らせを受け、寸前に家族を連れて町を逃げ出すことができた。その後のようすを聖書は以下のように記述している。
「ロトがツォオルに着いたとき、突如として日が昇った。主は硫黄と火を、主のところ即ち天からソドムとゴモラに雨を降らせた。その町と、その谷、町の住民と、その地の木々は滅ぼしつくされた。その間にロトの妻は、後ろを振り向いたので、『塩の柱』になってしまった。」<創世記第19章>と。
もちろんこの部分は、多くの研究者によって”核爆発”を描いたものだとされている。『塩の柱』になってしまったロトの妻は、その爆発に驚いて、遮蔽物の陰からふらふらと外に出たため、強い放射能を浴びて、みるみる肌を白化させて死んでしまったのだと書かれている。この解釈にほとんど誤りはないであろう。
聖書によれば、「主(しゅ)がソドムとゴモラを滅ぼされる前のことだが、当時はこの谷間はツォアルの近くまで、主の庭のように、またエジプトの地のように、隅々まで豊に潤されていた」<創世記第14番>とある。
古代ギリシャの地理学者ストラボン(前64年~21年)は、その著書『地理』に、ソドムがあったと推定される死海の南部には、原因不明の火によって溶けた岩があると書いているのである。しかし、ソドムとゴモラを滅ぼした核兵器は、そう大型のものではなかったようである。被害がこの地域に限定されているからである。
聖書によれば、ロトは明け方近くになってソドムを脱出したので、核爆発の直接的な影響を受けていないのである。(爆発の直前には、岩の背後など何らかの隠れ場所には入れたようである。そこから外に出た妻は”塩の柱”と化しているのだから)。この時は言ってみれば、今で言う「戦術用核兵器」のような前哨戦用の核が使われたのであろう。
このソドムとゴモラの滅亡の様子をアブラハムは目撃して知る。聖書にはこうある。
「翌朝早くアブラハムは、前の日、主の御前に立ったところに出かけていった。ソドムとゴモラと、谷を一望の下に眺め渡すと、地からは竈の煙のように煙が立ち上っていた。」と。
アブラハムは、いやしくも一つの民族の族長である。そして、放浪と言っても良いほど長い旅を続けていた。同胞を見て回っていたものと思われる。とすると、彼は当時の”世界情勢”について、かなり詳しかったはずである。ソドムとゴモラのいわば”限定戦争”に続いて、いずれ大規模な世界核戦争が起こることを、当然察知していた。あるいは彼自身が起こそうとしていたのかも知れない。
だからこそ、ソドムとゴモラの事件の直後、ヘブロンの町で優れた先住民族であったヒッタイト人にひれ伏してまで、耐核シェルターとなる大洞窟を手に入れたかったのである。そして、アブラハムの予測した通り、あるいは予定通り、古代核戦争は勃発した。聖書には、アブラハムの一族がマクベラの洞窟に非難したという直接の記述はないが、彼らが無事その危機を乗り切ったことは、その後の聖書の物語が歴史に書き残している。
その後、アブラハムに核シェルター用の洞穴を譲ってくれたヒッタイト人の国は滅んだ。聖書は、ことの起こった時期を書いていないので、この時期に起きた核戦争を中心とした時系列が定かではないが、核戦争があったことだけは確かである。
そして、イスラエル民族を率いたアブラハムが、この核戦争にどのように関わっていたかは明らかにしていない。アブラハムはイスラエル民族の族長であったから、そして、長い旅をしていたので、当時の世界情勢は熟知していた。
いずれにしても、太古の昔、世界で核戦争があったと言うことは、印度の『マハバーラタ』や『ラーマーヤナ』などの叙事詩だけでなく、ユダヤ教やキリスト教世界の『聖書』にも書き残されている。先のストラボン以外は当時の歴史を書いていないので、その当時のことが分からないだけである。やはり、アレキサンダー大王がアレキサンドリアを滅ぼした時、アレキサンドリア図書館の蔵書を悉く焼き払ってしまったことの影響が大きい。
焼いたのはユダヤ人である。彼らはこの時、彼らにとって、都合の悪い図書を焼き払ったのである。従って、当時の核戦争には、アブラハムが大きく関わっていた可能性は高い。都合が悪いので悉く焚書したのであろう。