「静かに進んでいるドブ浚い」 奥之院通信 R3 7/28

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「奇妙な戦争」の一局面ではディープステート(DS)の敗北が続いている。この戦争の全体を俯瞰できるような情報がないので、全体の勝敗の行方はさっぱり分からない。戦争には多くの戦局があるのであって、それぞれの戦局で戦いが進んでいる。主戦場は今の「流行病」であろうが、ここでは残念ながらDSが完勝という感じがする。

 6月21日、グアンタナモでの軍事裁判は、前司法長官ウィリアム・バーに対し反逆罪を判決した。トランプ前大統領はこれを聞いて、正義はなされたと言ったという。彼の正直な気持ちかも知れない。共和党員の仮面を被ったDSは、軍の判事には通用しなかった。バーは5月21日に海兵隊によって拘束され、グアンタナモで留置されて、裁判を受けていた。

 バー元司法長官は、CIAで働いていた人間である。1991年から1993年まで、ジョージ・ブッシュ政権で司法長官を務め、2018年12月にはトランプ前大統領によって再び司法長官に任命されている。此の時点では、トランプ前大統領は、バーが自分と共に今回の「奇妙な戦争」を戦ってくれる味方と思ったようである。バーは裁判の冒頭陳述で、「自分は政権から追い出されるまでは、熱烈なトランプ支持者だった」と述べている。

 しかし、昨年の大統領選挙の選挙結果を巡ってトランプとの関係が悪化した。彼の化けの皮が剥がされたのである。結局昨年12月に辞任に追い込まれた。そして、今年5月に米軍に拘束され、グアンタナモに送られた。

 裁判で、「トランプは、私の信頼と権威を叩き壊したのです。彼はこれから始末しなければならない人物の名簿を私に見せた。その時は、大いなるショックを受けました。どうして、これらの人々を断罪しなければならないのかと思ったのです」と言っている。

 以下は、軍事法廷での、海軍中将ダース・E・クランドールとのやり取りの一部である。
 「どうしてこれらの人々を断罪しなければならないのか」とトランプ前大統領に問いただすと、トランプ前大統領は簡潔に、「彼らは犯罪者だからだよ。」と答えている。
 「その証拠はあるのですか?」
 「心配するなよ、ビル。証拠は手に入るよ。」

 「ここで私は、彼の示した名簿の人たちの排除を拒否し、彼の魔女狩りには参加しないことにして12月23日に辞任したのです。」とバーは陳述している。実際は、彼は自分の仮面が剥がされたので、その地位には居れなくなったのである。 

クランドール中将
「それは事実と相当違うフィクションですね。お互い、正直になりましょう。貴方はメンツを保つため、解任を免れ、辞任する機会を与えられたのですよ。貴方には気づかれないように、貴方は既に監視下にあったのです。(2020年)4月、5月、6月、・・・・、そして11月。その間、貴方に道徳的・倫理的な心があったなら、どうして12月23日まで待たねばならなかったのですか? 意味無いじゃないですか?」

 バーは「トランプに対し、暗黒と光のどちらに向かうかの岐路に立たされている、ということの認識をさせようとしたのだったと反論した。「私は彼を助けようとしたのだ」と。
 ここで中将は言う。「真実は真逆でしょう。そうではありませんか。トランプは友人を近くに置き、敵はもっと近くに置こうとしたのです。そして貴方が間違わないようにと。しかし、貴方は、不正選挙を認定しないで偽政権を支援することで、トランプの背中を刺したのですよ。そして、反逆に関わった官僚には賄賂があることを理解していたのですよ。」と。

 クランドール中将は続けて、バーには700万ドル(7億円)の献金が供託されたことを示す金融取引記録を見せた。供託者は中共人で、複数の銀行に口座を持つファンドの関係者で、供託日は12月2日だった。まさに、中共が不正選挙に関わっていることが明るみに出始めた時期である。その翌日、バーはTVでトランプを激しく非難した。何だか出来過ぎている。

 クランドール中将は3人の裁判員(軍人)に向かって言った。「バーは敵を知りつつ敵に協力し、民主的に選ばれた大統領トランプを傷つけ、その正統性を否認し、そうすることによって、合衆国への誓約を裏切った、これが即ち反逆罪なのです。」と。
 バーは、「私がしたことは合衆国を守るためだった。そうせねばならぬなら、2度、5度でもやるよ。」と言った。

 15分後、裁判官はバーの罪状を反逆罪を犯し、反米主義者を政府に採用し、兵籍に編入することによって政府転覆を扇動する陰謀に加担したと認定した。よって憲法第18条、1807年反乱法の条項に基づき処刑と判決した。クランドール海軍中将が処刑は8月2日と設定した。「奇妙な戦争」での反逆者排除である。ドブネズミの大物がここで一人排除されたのである。