2478「日本DS清和会終了へ(前編)」2021.10.7 自分で自分を自分するから

https://tenmei999.blogspot.com/2021/10/2478ds2021107.html

今回は2021年10月6日の「宇宙の中心で、愛を叫ぶ」さんの記事を紹介します。

https://ameblo.jp/riyanmichaki/page-2.html

「日本DS清和会終了へ(前編)」

こんにちは。澤野大樹氏青森講演会主催小野裕美子です。

さて、多くの報道が錯綜しておりましたね。水面下では一体何が起こっていたのでしょう。

世相の進展に一歩でも近づいたのでしょうか。

青森講演会第11回も目前に迫って参りました。今回も澤野大樹さんにお伺いします。

※「前編」「後編」2部構成でお届けいたします。

――総裁選が終わりました。河野太郎氏と高市早苗氏という対立構造かと思われましたが、蓋を開ければ岸田氏が当選ということになりました。これについて澤野さんはどのように捉えていますか?

清和会安倍氏勢力がネット言論を駆使して高市氏を急激に盛り上げていったわけですから、

清和会としては何としてでも高市氏を当選させたかった。これは間違いなくそうなのだと思います。

――でも最終的には岸田さんとなりましたよね。

もし清和会が岸田氏を本命として当選させるためにこれらすべてが仕組まれていたとするならば、見事としか言いようがなく、そのシナリオを考えた安倍氏は天才であると思います。

安倍氏が高市氏を立てて議員票を割って決選投票に持ち込ませたから岸田氏は総裁になることができた。高市がいなかったら1回目で河野氏が勝っていたわけ。でも最終的には岸田氏が勝った。まさに「瓢箪から駒」だった。

これはまさに映画『ロード・オブ・ザ・リング』のラストシーンのような複雑さでしたね。

まさに「多次元化」「五次元化」していた。このあたりの深い部分を今日はお話したいと思います。

――安倍氏によるシナリオなのでしょうか?

「今井ちゃん」(=今井尚哉氏)じゃないかな?彼はCSIS(戦略国際問題研究所)から

「親中派」として名指しされていますよね。

――その「今井ちゃん」は今、岸田氏の側近になっていると聞いています。

CSISが「今井ちゃん」を「親中派」だと名指ししたのが2020年の7月末に発表されたレポート『日本における中国の影響力』です。その時にはすでにCSISはトランプ側によって陥落されています。このレポートでは「今井ちゃん」とともに二階氏も名指しされました。

――そうだったのですか?

今井氏は通産省、経済産業省畑を進んできた人物ですね。アベノミクスを取り仕切っていた経産官僚の頂点です。そして第一次安倍政権の時からずっと内閣総理大臣秘書官、総理大臣補佐官として安倍総理の側近中の側近でした。第二次安倍内閣以降は、安倍氏に乞われる形で秘書官に就任しているわけですから今井氏は安倍氏に非常に頼りにされていたのでしょう。

――ということは今井氏は安倍派なのですか?

通産省、経済産業省という「旧満州」利権のエリートですから誰だってそう考えるでしょう。

でも安倍派じゃないですよ。正確に言えば今井氏は安倍氏より上なの。安倍氏が今井氏に教えを乞うていたのですよ。その今井氏が二階氏と共に中国に親書をしたためていたということ。

――今井氏の動向は謎めいていますね。

そうですね。彼は栃木県宇都宮出身です。宇都宮といえば徳川家康が日光を訪れる際に宿泊した宇都宮城のお膝元で、今井氏はそんな下野の宇都宮藩出身でしょう。

――彼の心の中は彼しか知りえないということですね。

そういうことになります。

――今井氏は満州岸派なのでしょうか?

誰でもその疑問を抱きますよね。それに対する解答は彼の発言というよりも、周辺の人たちの彼への反応を見ることで浮き彫りになってきます。

安倍氏を強力にサポートし、今回の総裁選においても高市早苗氏をネット上で猛烈に持ち上げた一部の雑誌やその論壇において、この今井氏はめちゃくちゃ警戒され、安倍氏への懸念として表明されてきました。

今井氏の叔父の今井善衛氏が元通産省事務次官であったにも関わらず、です。商工省時代の今井善衛氏の上司が岸信介だったにも関わらず、です。今井氏がバックについた岸田政権が「経団連政権」であるにも関わらず、です。しかも今井氏は安倍氏の縁戚です。

そこまでなのに、満州岸系論壇は今井氏を警戒しています。よほどの危機感を持っているのでしょう。「安倍絶対主義」を掲げるならば、今井氏のこともきちんと愛してあげなさいよ、って思いますよね。つまり、安倍氏のサポート隊である旧満州岸児玉機関系論壇たちにとって、今井氏は非常に煙たい存在だった。安倍氏を応援したいが、どうもこの今井氏の存在がネックになっていた。

つまり今井氏は、安倍氏の側近中の側近でありながら、安倍氏サポート応援団からは嫌われていた。そして論壇はCSISのレポートを引き合いに出し、安倍氏に対し暗に今井氏との関係を解消すべきであるとサジェスチョンしてきました。

――CSISレポートというのは、日米合同委員会による「年次改革要望書」のように、米国政府首脳の意向が表されたものなのだということですよね。

もちろんそうですよ。でも話は違ってしまったのですよ。

――違ってしまった?

そう。今井氏と二階氏が「新中派」であり「中国寄り」だと書かれたCSISレポートは2020年7月末に出されたものでしょ。

――はい。

でもその直後にアメリカでは大統領選挙が行われましたね。大統領選挙は2020年11月3日でした。

――はい、まさしくそのとおりですね。

CSISは「ワシントンD.C.」のシンクタンクです。そもそもはカバールDS側の組織でしょう。米国大統領選挙に伴って、ワシントンD.C.は陥落し機能不全になりました。CSISも当然その影響をもろに受けることになるわけです。

――ということは?

トランプさんによるカバールDS掃討作戦以前のCSISによるレポートによれば、先ほどから申し上げているように、今井氏、二階氏は「中国寄り」として懸念されていた。そこで言われていた「中国」というのは、当時のカバール側にとって都合の悪い側の中国だった。

つまりそれは習近平勢力だったということです。だから二階氏は習近平氏を国賓待遇で訪日させようと動いていたわけですよ。そしてそのための親書を二階氏と今井氏が書いていた。

――あ、なるほどそういうことですね!

そうそう。でもその今井氏や二階氏のことを、日本のカバールDS満州岸児玉機関系論壇は

非常に気に食わなかったわけですよ。

――単に「中国」と大きく記号化してしまったら大事な部分を見落としてしまいますね。

日本のメディアは中国が決して一枚岩ではないことについて言及することは半ばタブー化していますでしょ。なぜならば中国のDSは旧大日本帝国関東軍満州派および関東軍防疫給水部、通称「731部隊」の流れを汲んでいるからです。そういう意味においては、日本のメディアというものはじつはカバールDS派なのですよね。

――それはよく耳にしますけど。

よく耳にしますが中身がまったく違うのですよ。だって今回、日本の満州岸児玉機関派論壇は、高市氏を猛烈に応援するにあたって、「マスメディアは真実を報道していない!ネットでは圧倒的に高市氏がリードしているじゃないか!」って啖呵を切っていましたよね。

また、長州下関出身のお笑い芸人を使って、ネットアンケートまでして世論工作をしていましたよね。彼らはしきりに「マスゴミはウソを言っている」と言いました。でもそのマスコミはじつは満州派なのだということ。

しかし与えられた道を逸脱しないという条件の下、戦後、GHQによって放送免許が付与されたということね。でも彼らはそのギリギリのラインを駆使して、「メディアはウソをついている」ということを大声で喧伝し、あたかもメディアが満州岸派の敵であるかのように偽装をしているのだということです。このことを見抜くためには勉強するしかないのよ。

彼らはメディアを「私兵」として使役しているのです。つまり「マスゴミは真実を報道していない!」と叫んでいる人の99%以上はいとも簡単に騙される。戦う相手を見誤らされ、無為で徒労のその「戦い」に人生のストレージの大半を消費させられ、そして捨てられて終わるだけとなるのです。

直情径行型で脊髄反射しかできない喜怒哀楽と気合い優先の「愛国者」たちを、日本カバールDSという為政者たちは駒として使い捨てにします。このことは戦後76年経った現在でも何ら変わることのない明治以降の日本の伝統です。

「やる気満々な無能は今すぐ殺せ」というのがドイツのゼークトか誰かの言葉だったし、自国内での戦術の基礎の部分であるわけですが、日本DS満州派の残党たちはそのような者たちを鬼化させて私兵として使役してしまうところが今までにない斬新なところだと思います。つまり、自軍を滅亡に導きかねない、本来ならば排除しなくてはならない「やる気満々な無能」たちを、安倍満州派たちは私兵として利用したということ。これはじつに斬新だと思います。

――どうしてそのようなことになってしまったのでしょうか?

それは日本のトップが「やる気満々な無能」だったからでしょ。トップというのは「有能な怠け者」じゃなきゃダメなのよ。朝から晩まで懸命に働いているトップなんて悪夢でしかないの。そんな汗水垂らすトップなんか部下は見たくないのよ。

でも今の日本国民は帝王学なんて知らないでしょうから、国のトップにもコストパフォーマンスを求めるでしょ。これだけ税金使っているのだからこれだけ働けみたいな。

余白を認めないケチで潔癖な国民になってしまっている。費用対効果と上四半期ベースでの実績しか視覚にない、非常に狭窄で吝嗇(りんしょく)な国民に成れ果ててしまっている。

「本物」を求める人がきわめて少なくなり、人々は「コスパ」だけを追い求めるようになった。これはまさに亡国だと言えるでしょう。

でもね、こういう国民に仕立てた勢力がいるわけね。有能で聡明で本物を見極める目を持った国民なんて邪魔なの。鬼化させて駒として使役するためにはそんなの必要ないわけね。

だから国民全体の知的レベルを落とすようにずっと画策されてきた。

そうやって、2006年9月26日に成立した第一次安倍内閣以降、国民の白痴化が行われ、つまり首相のレベルに合うように国民のレベルが均質化されたわけね。満足に箸すら持つことができないような首相が愛国心を語るようになった。

――二階さんはどのような立場なのでしょうか?

二階さんは和歌山紀州藩です。紀州藩は徳川御三家和歌山城の地であり、第八代将軍徳川吉宗を生んだ名門でしょ。ま、征夷大将軍だけどさ。紀伊国紀州藩第五代藩主吉宗ですよ。

幕末戊辰戦争の時ですよ。その初戦となった1868年1月の京都での「鳥羽・伏見の戦い」の時に、負傷し紀州まで敗走してきた会津藩の兵士を受け入れ手厚くもてなし手当てをし助けたのが、御坊市由良町の人たちでした。

紀州藩は当時の時代に翻弄され、表向きは明治新政府軍側についていましたが、それは徳川御三家でありますから、心の奥底にはそれはやはり会津と心を通わせていたわけですよ。

それ以来、150年に亘って、和歌山紀州藩と、奥羽越列藩同盟を代表する会津藩の間には、

友情が続いているのですよ。今でもですよ。「あの時の御恩は決して忘れません」って今でも紀州藩と会津藩は交流を続けています。

会津若松市長が御坊市長を訪問 戊辰戦争の縁

https://www.asahi.com/articles/ASL5J43L3L5JPXLB005.html

御坊市と会津若松市の交流事業活発化、来年2月に戊辰戦争パネル展

https://blog.goo.ne.jp/ks-press/e/67f22fb5a9ce8f7d66771a09fe8baaef

つまり、和歌山紀州藩は、表向きは明治新政府側であったかもしれないけど、心はずっと会津と共にあった。奥羽越列藩同盟と共にあった。明治新政府など絶対に認めない、長州など絶対に許さないという気概が今でも色濃く残っている地です。そんな和歌山県の御坊市出身なのが二階俊博氏なのだということです。

――二階さんはネトウヨたちからは「中国寄りの売国奴」と攻撃されています。

ネトウヨたちは何の意味もわかっていないのね。ただ上からそう言えと命令されて従っているだけのロボットなのですよ。「人」には歴史があるの。その歴史を見ずに上から命令された定型文をただコピペして繰り返すだけの「私兵」が使役されているのだということです。

二階氏はつまりじつは、「反明治新政府」なのだということ。これね。

ということは、明治維新の官軍である長州安倍政権、そして旧満州岸派から見れば、二階氏は賊軍中の賊軍となるわけですよ。忌み嫌われ差別される側の最たる者となるわけです。

会津の兵士を看病し手厚くかくまった裏切り者の紀州藩など、イジメにイジメ抜いてやるわと思われてる。

だからかどうだかはわかりませんが、和歌山市内の水道橋が破損し紀の川に落下し、和歌山市北部で6万世帯で断水となりましたでしょ。ですから自民党清和会支配の時代は和歌山紀州藩を嫌うのです。それに従って、ネトウヨたちは、二階氏を総攻撃しているのだということ。そして多くの国民がそれを信じているということ。だからよく調べてみてください。

二階氏は「日本会議」でもなければ、「神道政治連盟」でもなければ、「みんなで靖国参拝する国会議員の会」でもない。つまりバビロン系満州大本オカルトの影響下にはない数少ない自民党の政治家なのだということ。このことは知っていて損はないでしょう。

つまり日本カバールDS満州大本岸派からすれば、二階俊博という人物は賊軍であり敵であり直ちに葬りたい最悪の人物なのだということ。

だけど、表向きにはネトウヨであっても「戊辰戦争」のことで彼を貶めることはできない。

戊辰戦争はタブーだから。これは三次元現実世界という幻想の世界においてのルールなのです。戊辰戦争の話を持ち出すと、彼らは必ず、「日本を再び分断するのか」という定型文を持ってきます。それだけ戊辰戦争は蒸し返してほしくないものなのです。

だからネトウヨたちは、ひとたび二階氏の話題が出ると、「二階は中国寄りの反日売国奴だ!」と上から命令された定型文を繰り返すのです。そう言われたらこう返せと言われているだけなのです。彼らは明治維新以降の幻想の世界の秩序を維持し守るために配備されたロボットであり、センティネルズなのだということです。

そして、その二階氏は、これまでずっと今井氏と共に活動してきたのだということです。

そしてその今井氏が、このたび岸田文雄氏の参謀として食い込んでいたのです。

さあ、今井氏は、商工省満州岸の流れを体現し岸田氏の監視役として君臨するのか?

それとも、宇都宮藩徳川と紀州藩徳川御三家、そして何よりも奥羽越列藩同盟会津藩の

積年の遺恨を解消するために君臨するのか?(澤野大樹)

→日本DS清和会終了へ「後編」に続きます。