ラマナ・マハルシの教え「私は誰か」 5・6・7

5・世界がそこにありながら
(実在としてとらえながら)
、自己が実現されるということはないのでしょうか?

ないだろう。

6・なぜでしょうか?

見る者と、見られている対象物とは
ロープと舵のようなものである。
舵という間違った知識が消えない限り、
実体であるロープという知識はやってこない。
同じように、実在するものとしての自己の実現は、
世界が実在するという信念が消えてしまわないかぎりは得られないだろう。

7・見られている対象物である世界は、
いつ消えてゆくのでしょうか?

すべての認識作用と、すべての行動の源である
心が静かになったときに、世界は消えてゆくだろう。