ラマナ・マハルシとの対話(TALKS)より 29 ある帰依者が・・

ある帰依者がシュリー・ヴァカヴァーンに尋ねた
「各想念ごとに主体と対象が現れては消え去ります。
主体が消え去った時「私」も消え去るのでしょうか?
もしそうなら、どのように「私」の探究を進めれば
よいのでしょうか?」

マハルシ

主体(知る者)とは単なる心の様態でしかありません。
様態(ヴリッティ)は移り変わっても、その背後にある
実在が消え去ることはありません。様態の背後に「私」は
あり、その「私」の中で心の様態は立ち現れては沈みゆくのです。