「COP26」 奥の院通信から R3 11/16

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国連が主催している地球温暖化対策会議COP26が、イギリスのグラスゴーで10月31日から始まった。世界が今注目しているが、これに関連してグレートリセットという言葉が出てきた。これは一体何なのか?

 毎年1月に、スイスのダボスで行われる国際会議(経済・ビジネス)であるダボス会議を、主宰しているのがクラウス・シュワブ(スイス人)であるが、特に今回のコロナがパンデミックになってから、強く言い始めたのがグレート・リセットという言葉である。この言葉が、地球温暖化対策に密接に関係している。

 10月29日、パンデミック(今回のコロナの世界的大流行)の失敗を、これから地球温暖化との戦いで生かすという。パンデミックでは人々を管理・監視しきれなかった。もっと厳しく行動規制していれば、ロックダウンとかをもっと強力に進めていれば、世界中でこんなにパンデミックによって被害が出なかったのではないか。そういう教訓である。これが失敗だったということ。おい、おい、君たちは被害を出したかったのではないのかと言いたい。

 会議の主催者シュワブは、今回のパンデミックはやり方が生ぬるく失敗だったという。ここで、奥の院・ディープステートの役者であるシュワブは、これからもっと厳しい手法をとると言っているのである。たった一年足らずの間に、世界中の人を恐怖に陥れ、全ての人にマスクを付けさせ、ワクチンを打たせるところまで持っていって、なお生ぬるかったと言っているのである。
 察するに、内心では上手くいったと思っているが、今回は失敗だったという振りをして、これから更に厳しく規制し、地球温暖化対策に取り組もうと言うことであろう。

 ロックダウン、マスク、営業規制、こういうものを、パンデミックの次は温暖化との戦いで使うべきだというのである。したがって、やっとコロナと称するパンデミックが終わって、その効果としてワクチンを残し、いろいろな規制が終るかなと思ったら、今度は温暖化との戦いで、またそれに入るということで、これからも様々な規制を、延々と続けるという話である。

 此の地球温暖化との戦いは国連がやっているが、国連と共に、国連以上に強くこれを主張しているのが、この世界経済フォーラムである。そして、このダボス会議で主宰者のクラウス・シュワブ(スイス人)は、パンデミックになってからグレート・リセットという言葉を盛んに言い始めた。

 全ては「最初に言葉ありき」で、何事も最初に特定の言葉を作り、しかも分かりにくい言葉をいきなり投げつけてくるのである。コロナ、パンデミック、ロックダウンと来て、今回飛び出したのがグレート・リセットである。ソロバンで「ご破算に願いましては」とやる、あれである。
 これまでの一切を破壊し、それから始めようというのであろうが、そこにこそ彼らの狙いがある。現在あるものを全て壊すと言うのである。壊して次に何を造るかは言わない。何も考えていないからである。壊した後からゆっくり考えるというのである。

 パンデミックは世界を見直し、イメージし直し、リセットする貴重な機会である。パンデミックをきっかけに、世界の機能を根本的に変える。
 今、共産主義国を除くと自由主義・資本主義によって経済を繁栄させる形で社会は機能している。その結果、確かに繁栄したかもしれないが、炭酸ガス(CO2)が増え、濃度が上がりすぎて温室効果ガスが原因で地球が温暖化した。このまま放っておくと人類が死滅してしまう。大変である。だから世界の機能を根本的に変えるべきで、これがグレートリセットであるという。

 何となく見えてくる。とにかく破壊だ、大虐殺だ、人口が多すぎる、これでは地球は保たない、人口を減らせと言う。少し前は、温暖化で南極の氷が溶け、海水面が上がり、太平洋の島嶼は水没すると大騒ぎさせ、世界の大都市も海岸線上にあるので、これも水没すると騒いだ。

 日本のGDPはここ30年間、500兆円で全く成長していない。先進国では日本だけ成長ゼロという状態が続いている。これは環境問題に資金をつぎ込んで、他への投資を全くしなかったからで、この傾向は、これからも続いていくようである。
 また、男女平等参画や、移民に対する手当など、国連などの国際機関と称するところに国際協力金など、全く無意味な投資をしている、いわば金をドブに捨てているからである。ドブに捨てるだけならまだしも、それで日本社会を壊している。

 これらの投資は何も生み出さない。日本には絶対に成長はさせないという奥の院の政策がはっきり見えているにも拘わらず、気がついていないか、気がついても指摘しない。高級官僚にこれを言うと、投資先がないという。エリートが腐ったらその国は腐る。先の選挙の結果、少しは変わると期待している。