塩をフライパンでいったり、無水エタノールで
焼いて作った焼き塩の水溶液はアルカリ性になります。
その焼き塩が酸性にかたよりがちな食物を中性に
戻すはたらきがあることはご存知のとおりです。
その焼き塩は作りだめができないといわれてきましたが、
その質問はいままででも多くありました。
そこで焼き塩を焼いた直後の焼き塩水と時間が経過した
焼き塩で作った焼き塩水がどれくらいアルカリ度が
異なるのかを調べました。
まず通常の塩はほぼ中性です。7付近です。
焼き塩を焼いた直後は8.5でした。(写真は神社用の焼き塩水)
それが一時間経過した焼き塩で焼き塩水を
作ったら 8.1になり、翌日まで放置してまた
焼き塩水をつくったら7.1になり普通の塩と
同じになりました。
ですから焼き塩の作りおきは意味がないようです。
さらに作った焼き塩水が時間の経過によって
どれくらいアルカリ度が変化するのかをみました。
最初は8.6でした。
そのまま一時間後です。 8.4に落ちました。
さらに経過観察しましたが、5時間後には7.4となりました。
この結果から焼き塩水の効果は3時間くらいが限度でしょうか。