「神の強さを自らの内に自覚している者たちは
戦いというものを考えることさえできない」
すぐ戦って勝とうとしてしまったり、
すぐに裁こうとしがちですね。
過ちも、善も悪も、正も邪もないのに。
信じられませんが、ほんとうは完全無欠であるすべての人は
そのようなことを考えますと、自分の完全無欠性を
失うだけですね。
戦って勝ち取れるものは、ただの肉体に関するものだけ。
自分が一切を持っていることを知っている者は、
制限することなど追及しないで、肉体が提供するものに
価値を見出すことはありえませんね。
父の目的を共有し、それを自分のものと知る者たちには
一体何が与えられているのでしょうか。
きっと彼らには何も不足していないし、いかなる
種類の悲しみも考えられないのでしょう。
そして彼らの愛する光のみが自覚され、愛のみが
彼らの上に輝く。
それが彼らの過去であり、現在であり、未来であり
このすべてが同一で、永遠に完全で、全一に共有されている。
さらに彼らは自分たちの幸福がどのような変化にも
みまわれないと知っているのでしょうか。
「神の強さを自らの内に自覚している者たちは
戦いというものを考えることさえできない」