3173「すごい父に拾われた」2023.9.3 自分で自分を自分するから

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今回はいっぷくからのありがとうさんの2023年08月23日「すごい父に拾われた」と

2023年08月24の「神様が作った家族」の2つの記事を紹介します。

「すごい父に拾われた」

皆さんは、鎌田實さんをご存知ですか?

東京医科歯科大学医学部卒業後、諏訪中央病院へ赴任し、

30代で院長となり、潰れかけた病院を再生させた方です。

「地域包括ケア」の先駆けを作り、

長野県を長寿で医療費の安い地域へと導いた方です。

また特筆すべきことは、

鎌田實さんは、主に心の在り方を中心に

書籍やメディアに出演され、多くの人々に光をもたらしました。

今日は鎌田實さん自身が語った生い立ちをご紹介します。

<引用開始> 引用元 

ぼくは拾われた子どもです。

終戦5年目の1950年、生みの親が捨てた1歳のぼくを、

亡き父、岩次郎がもらってくれた。

37歳、諏訪中央病院の副院長だった時に、偶然、その事実を知りました。

好きになるのに40年もかかったけれど、

岩次郎という男の存在がぼくの核をなしています。

岩次郎は青森県花巻市(現・黒岩市)で

貧農の末っ子として生まれ、小学校しか出ていない。

18歳で上京し、公営バスなどの運転手で生計を立てます。

バスの車掌だった母のふみと結婚しますが、

居を構えた東京都杉並区の家は6畳二間と3畳、お勝手。はじめはお風呂もなかった。

ぼくが小学校に上がる前、母が僧坊弁狭窄症(そうぼうべんきょうさくしょう)という 心臓病を患います。

入退院を繰り返した先は、日本で唯一の心臓病専門病院だった、

東京女子医大付属日本心臓血圧研究所(心研)でした。

《心研は55年に開設。51年に日本初の心臓手術を行った榊原仟(しげる)教授が所長を務めた。

日本の心臓外科は黎明期だが、最先端の治療を求めて全国から患者が殺到し、榊原教授が大半を執刀した》

50年代、往診こそ頼めても、貧しい人が高度な医療を受けるのは大変でした。

国民皆保険になるのがぼくが中学生になる61年だし、もちろん高額療養制度もない。

岩次郎は、朝8時から夜まで、長い日は1日15時間も働きます。

切りつめても切りつめてもお金は母の治療費に消える。

疲れ切って帰り、夕食をつくれない夜は、ぼくを連れて近くの定食屋へ。

ぼくはいつも、おかずに一番安い野菜炒めを選びました。

名前の通りに頑固で、無口だけど声が大きく、

津軽弁で理路整然と話す人でした。背筋が伸びて、シャンとしていた。

上京した同郷の苦学生を狭い家に置いてあげたりもした。

でも、ぼくが運動会の徒競走や試験で一番になっても、

岩次郎は決して褒めてくれ ない。全力を出し切っていないって見られた。

叱られて、叱られて、ぼくは育ちました。 

「ぼくのほうを見てよ。理解してよ」 と心でつぶやきながら。

だからこそ、旅券申請のために取り寄せた戸籍で、

父親の欄に別の名前を見た時、衝撃だったんです。

血のつながっていない岩次郎が、ぼくを育ててくれていた。

心臓病の母を抱えた あの貧しい暮らしの中で、

「拾ってやった」 とか、恩着せがましい言葉を一度も口にせず。

泣き言も言わず、弱音も吐かず。 岩次郎は苦難から逃げなかった。

苦しい時ほど、その苦しみを横に置いて、誰かのために生きようとした。

がんばって、がんばって、全力投球で、

最後は個人タクシーの運転手を70歳くらいまで務めました。

すごい人に拾われたって思います。

12年前に亡くなった岩次郎は今も、ぼくの内側でどんどん大きくなっていくんです。

<引用終了>

ここにも、神様のなさり方が顕著に出ています。

後に、多くの人の心を救うことになる鎌田實さんの人間性は、

貧困で苦しくとも、

実直で、思いやりがあり、

何事も投げ出さず、不平不満、愚痴を言うこともなく、

まじめにコツコツと、家族のためだけに生きてきた

頑固な父の姿から培われました。

神さまは、そのすべてを見越し、

父を用意し、鎌田さんを縁で結び、

血のつながりはなくとも、

貧困、病気の家族という試練を与え、

心を強くし、

弱き者の心を感じる心をはぐくみ、

鎌田さんを世に出しました。

そして、その後、多くの人の心に

明かりを灯すことをさせたのです。

今、自分の置かれた環境

それにも深い深い神様の配慮が込められています。

置かれた場所、

その場所で、その環境の中で

綺麗な花を咲かせて御覧なさいと

「神様が作った家族」

私たちの本質であり、永遠の存在であり、

まさに神さまから頂いた分霊である魂が、

この地球にやって来て、

物質存在である肉体をまとって生きる目的は

宇宙の仕組み、つまり神様そのものを学ぶこと

そのために、大本の神さまは最適なシステムを、

この地球に用意してくださっているのだそうです。

それが家族というシステムです。

宇宙の無償の愛を学ぶために、

用意されているのが家族や夫婦というシステムなのだそうです。

生まれる前に、お父さんお母さんの魂と情報交信し、

子どもとして生まれることを了承を得てから生まれてきます。

魂はテーマを持って

「今回の生で、共にこのようなことを学びましょう」

ということでお互いの承認の元にプログラムされ親子となるのだそうです。

子となる魂は、親よりも上のレベルの魂であることが通常だそうです。

また子どもは生まれる際は、純粋な魂そのものであって

自我、我欲は全く無く、宇宙意識そのものであるということです。

魂が生まれてからだんだんと、肉体・顕在意識と同調していきます。

それが、現実社会で学ぶということで、

その学びは約束された両親に委ねられています。

神様の目的は

親子・家族というものから、

宇宙(神さま)の本質である「無償の愛」を経験する。ということであり、

そのために家族というシステムが、

地球の仕組みの中に用意されているのだそうです。

ですので、どんな状況(毒親云々、虐待云々)であれ、

この世に生み出してくれた親に感謝ですね。

私たちがこの世で無償の愛の体験をさせていただくために

子として産んでくださった。

すべてに感謝です。

そして親も、そのまた親に感謝しかないと。

また逆に親は子どもによって、

自分の魂を育ててもらう。そんなことも起こります。

子供たちのように純粋な魂そのもの、

自我、我欲の無い存在から

学ぶものはあまりにも多いと思われます。

何故なら、彼らはまだ宇宙(神さま)そのものであるからです。

そして今現在の親子の関係。

自分が置かれている環境、

喜びや悲しみも全ては自分が過去に投げかけた結果であり、

それを学ぶのがこの世、この地球プログラムの目的でもあります。

この宇宙は、自分が投げかけたものが、受け取るものです。

投げかけない物は、自分に帰って来ません。

ですから家族や夫婦の態度や言葉は、

まさに自分自身の鏡となっているはずです。

宇宙法則の最も身近な縮図ですから。

全ての出来事が、神さま(宇宙の仕組み)を知るため。

無償の愛を知るための学びのために今起きています。

家族が鏡となり、私たちの進むべき方向を示してくれています。

・病気になったり、

・不登校になったり、

・夫婦喧嘩をしたり、

・我がままや甘えから来る暴言を吐いたりしながら、

様々な現象を通じて親や子に、配偶者にメッセージを送っています。

それが無償の愛の体験になるからこそ、

神さまはこの地球にそのシステムをお造りになりました。

それが理解できれば、

一緒にその目的に向かって切磋琢磨してくれる家族には本当に感謝ですね。

有難いことですね。