光文書 (ヒカリモンジョ) Vol.800+30+49 気が付けば世界は地獄

Vol.800+30+49

気が付けば世界は地獄
中国経済の崩壊は、すでに世界の常識となりつつあります。それとは別に、バイデンのアメリカも、大統領選挙のための経済政策のツケが出はじめる二千二十四年の末から崩壊局面に入ることは、多少、経済を学んだ人間ならば、容易に予測できることです。すでに、北米、つまりアメリカとカナダでは、インフレの進行によって、一般人は、借金によって、生活水準を維持している段階です。つまり、チャイナは内側に向って、その作り出した巨大な債務の圧力で収縮をはじめつつあるということです。これは、日本のデフレ経済をはるかにしのぐ、ブラックホールのような経済が出現することを意味します。その過程で、ドルで表示されている中国の外貨準備高が、ほんとうにアメリカ国債のように換金性の高いものかどうかが判明するでしょう。いまの経済情勢下でも、アメリカ国債は、中国にも日本にも売られるという事態が続いていますが、これから、国債を大量発行しようとしているアメリカのドルの未来は、その引き受け手の消滅という事象に、歴史上初のドルの信用崩壊という事件に、直面する可能性が高いのです。もちろん、当面は、政治的圧力で、日本が主要なる買い手として、役割を担わされるでしょうが、それにも、限界があり、その防衛ラインが突破される時点で、円安が急激な円高に転じて、また、かつてあった円高期のように、主要なる日本の輸出産業は大ダメージを受けることになります。
世界の経済大国の一位のアメリカも二位の中国も、三位の日本も、こうして、経済の崩壊という方向に進み、いまある、資本主義システム全体が耐用年数を過ぎたことが明らかになる日が近づいているということです。

これを予告してきたのは、精神学協会だけで、その理由は、これによって、ユダヤ民族のキリスト教徒への復讐劇が完成するからです。
イエスが、エルサレムの神殿の前の金銀と神のマネーとされる木の札を交換する金融業者の店を破壊し、怒った金融業者がエルサレムのユダヤ人たちを煽って、イエスを十字架にかけたという歴史上の事件は、キリスト教圏でのユダヤ人差別と虐殺の連鎖を生みましたが、その復讐はマネーという剣とは違う武器によって達成されたということになります。これが、この物質宇宙の神の物語を動かし続けてきた、復讐権の行使というテーマです。
これを克服するために、日本列島に置かれた日本の仕組みというものは、この復讐権の行使をせず、この宇宙に内在するはずの天の理に、裁きを委ねるというところに、意識を高められるかという試練の仕組みだったのです。
その意味では、敗戦の時だけが、耐え難きを耐えることを求められたのではなく、これからの時代にこそ、耐え難きを耐え続けて、日本経済を、そして、世界経済を立て直すために日本人は生きることが求められることになります。
ユダヤの金融資本主義の消滅後に、イエスも約束し、日本の神々も約束していた、必要にして充分なものは与えられる世が来るはずなのですが、それは、神が与えるものではなく、神と人間が共につくり出す世になるはずです。
すでに、人間が審判の容器にまで成長しているということは、人間は神人とでもいうべきところにまで能力を高めたということです。そして神人となれば、精神学が伝えているように、神界とのコンタクトが可能になるということです。
人間が神と交流しながら、この世を運営するシステムが、西洋型の民主主義の次の統治モデルとして、これから世に出なければなりません。そのモデルを世に出すために、天皇が権威を、将軍が権力を、民が富をという真の三権分立を達成した日本の歴史があったと知るべきで、そこから戦後日本のデモクラシーの失点を解消する政治思想が世に出ることになっているのです。
神紀三年(二千二十三年)九月十四日 積哲夫 記