光文書 (ヒカリモンジョ) Vol.800+30+54 新人間界

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Vol.800+30+54
新人間界
この地球の人間の世界は、確実に崩壊の方向に進みはじめています。そのシンボルとなるのが、イスラエルという人造国家と、同じく人造国家であるアメリカというものが世界の支配層の代理人として、これから、どんな運命を辿るかという近未来のストーリーでしょう。
アメリカの世界支配の完成は、ソ連邦の崩壊によって達成されたかに見えましたが、その時のライバルとして台頭しつつあった日本のバブルの崩壊によって、それは加速するどころか、何者かがポスト・アメリカの時代のスイッチを入れたとしか思えないような戦略ミスをくり返し、今日の姿になったと考えられるのです。

多分、その間違いの元は、共産党の中国を育てることで、ポスト・アメリカの時代でも、世界の支配権を維持しようとした現行の世界の支配グループの戦略で、チャイナの支配層は、アメリカやヨーロッパの支配層とは、同一ではないということを世界に示してしまいました。
この共産党の中国の成長期に、日本は失われた三十年というもので、成長を忘れた経済で、世界における存在感を失うことになりました。唯一、安倍晋三という人物が首相であった時に、政治の分野で、世界にその存在感を示しましたが、それは日本の国家戦略というものでもなかったため、その死後、すべては失われ、前よりもアメリカの属州としての立場を強めています。

この日本の運命に唯一、希望があるとすれば、これからはじまるであろう、資本主義経済の崩壊と、それに対応する第三次世界大戦というシナリオの、主要なる参加者とならずに済むということでしょう。
実は、ロシアのウクライナへの侵攻も、ハマスのイスラエルへの攻撃も、精神学的には、ある種の予兆があったのです。それが何であるかは、やがて、解明されるであろうと考えられるので、ここで記述することはしませんが、精神学協会の運営に、新しい情報ファクターが加えられた事象があったということです。それによって、私が伝えてきた全体のスケジュールが、さらに加速しているという印象が強いのです。
すでに、人間界は、かつて別世界であった、あの世と呼ばれる領域と重なっていますが、いま進行中のことは、世界の宗教的伝統の中にあった地獄という場を、統合して、それをシンレイカイの下に位置付けるということです。
どうやら、それも完成しつつあり、人間は、地獄の住人ともコンタクトできる用意が整いつつあります。
一神教の教えでは、人間のたましいに転生はなく、最後の審判の時に、全員が裁かれることになっていますが、そんな宗教的伝統を持つ文明圏にも、地獄は形成されていましたし、そこに住人も居たのです。それらが、すべて、ひとつの地獄という場に集められ、その住人たちとコンタクトできる人間が多数、存在するという状況が生まれました。どうやら、これが最後の審判の時代の人間存在の形のようで、そこで、人間は神や神々、悪魔や悪霊、霊界や地獄にもコンタクトできる能力を身に付けるようになります。
それは、これまでに人間というものの概念としてあった無知なるものという存在のあり方を変えてしまいます。無知にして無明なるものの時代は終わり、人間は知れるものとなります。
この知れるものの時代を予告したのが、実は日本の神道で、いまや日本人は、伝えられてきたヤオヨロズの存在にまで到達したということです。つまり、人間は神々の座にまで、上ることができたと考えるべきなのです。
そのポジションに到れば、当然、天にも地にも、人間界にも、ある種の情報チャンネルが存在し、その交信回路を開けば、そこにある情報にもアクセスすることが可能になるということです。
前回の光文書で、この日本で龍樹菩薩が復活したことをお知らせしましたが、その意味することは、この日本において、一神教も仏教も、神道もというように、すべての過去の宗教的知識は、ひとつの情報系として統合されたということです。
精神学の出発点にあるのは、日本の仕組みというもので、その仕組みとは、日本において、最後の審判に到るプログラムが完成すると、そのプログラムが、全地球に及ぶということでした。そして、地球がその段階に到ると、この全宇宙の意識体もが、この地球に用意されていた最後の審判の適用を受けるということも、精神学の歩みの中で明らかになりつつあります。
人間がこの段階に到ったということで、すべての預言は現実化することになります。その預言の中には、聖書のエゼキエルも含まれることは当然なのです。
いまの世界はその預言の現実化の中にいるのです。
神紀三年(二千二十三年)十月十九日 積哲夫 記