常岡一郎 一日一語 運命をひらく言葉 6 「粕を追うな」 致知出版社

  金で買えるもの。表面に現れるもの。身からはなれて行くもの。それは一切が粕である。金ではどうにもならぬもの。誰にもやれないもの。それが本当のその人のものである。

 ところが多くの人は粕を追いまわしている。金や富や名誉を追いかける。そのために大切な時間を空費している。疲れ果てて自分の本質まで汚している。自分をみがくことの尊さを見失っている