随想 伊路波村から~すこしずつ

一緒に仕事を始めた第2創業時。
おじいちゃん(父)は今の私の年齢だった。

50-60キロもする鉄板を毎日毎日
3-4トンは移動した。
手で。

もうその年になるまでの15年間くらいは
重いものは持っていなかっただろうに。

始めた頃は、あちらが痛いこちらが痛いと
言っていたっけ。

でも第2創業。
将来を夢見て、そして自分の城、祖父の城の復活が
喜びと力になったのだろうか。
張り切っていた毎日だった。

27年が経ち、世の中が大変化。
もう第一線を退いたおじいちゃんにとっても、
この先の会社の行方は不安にみえるのだろうか。

絶頂をほこる企業でも、一夜にして倒産。
社会は人は大変化を遂げているかのようだ。

そしておじいちゃんの第2創業の年から、
3代目は第3創業へと向う。

今までの企業体ではない。
だれも見ない地に向って船出するかのよう。
人は無謀となんども言った。
本業をしっかりとすっぱく聞かされた。
それでもかたくなな心は、聞き入れる事をしない。
何の為に生きてきたのか。
何のために生きるのか。

老眼の目はめがねを借りて美しいごはんや
世界を見る。
すこしずつ すこしずつ 老いていく。
娘のだんなさん?と間違えられた嬉しさは
老いの裏返し。?

アホならいっそ。
行く先も、夢も、生き方も関係ないのです。

すこしの言葉でぐらつく、おろかな自分を
まだまだと激励する自分がいる。

世界はすこしずつの変化でちょうどいい。

日常は激しく動いている。