随想 伊路波村から31~循環

今日も家の前の道路と歩道の境に 小さなミミズの死骸が
たくさん見受けられました。

都会のほんのわずかな植え込みの土に発生するミミズです。

一匹のミミズの死骸にたくさんの細かなアリがたむろしていました。

なんだかちりとりに掃きこんでしまうのも悲しく思いまして
死骸とアリをそのままにしておきました。

小さなミミズを狙って きっと小鳥や鳩やカラスさえも食べ物に
してるのでしょう。

「ミミズはなんで生きているの。?」

悲しくなって下を向いてほうきの先を見る目が
潤んできます。

自分もミミズなんだろうか。

ゆるやかな坂道の東方面をやや見上げますと
秋のきれいなお日様が、自分をそして世界を照らしています。

あまりの輝きは 景色の境をなくしてしまいます。

みな一体。

今日もあることに感謝して、いつも朝にお会いする
通勤の方のお姿に、今朝も元気でお会いできたことを
心の中で感謝するのです。