随想 伊路波村から58~電池の発達と文明

15年前、若鯱だったかどこか忘れたけれど、
講演会を主催させていただいて、
そのテーマが「電池の発達と文明」でした。

その先生は歴史を見ると
電池の発達と文明の進歩は
間違いなく相関関係にあることを
力説してみえました。

別に電池には限らないようだけれど、
論点を電池においたのはおもしろい。

建築の現場では昔は必ず電気のコードを
電動工具にまで引っ張って、そのコードが
よく抜けたり、届かなかったりで、
工事の方は苦労されてました。

ところが現在はコードレスの電動工具が全盛。
すなわち電池のパワーがあがったのです。

建築だけでなくても、もちろん携帯電話は
みんなの身近にあります。

その電池の寿命もとても長くなりました。
そして充電の速度もです。

さらにパソコンの電池もですが、
これはときどき加熱して燃えることがあります。(笑)

こうしてみるとその15年前のお話は、
まことに先見性がありました。

「ユビキタス」時代に欠かせないのが
電池の進歩のようなのです。

あらためて今日そんなことを思いました。

☆そして今日リチュウムイオン電池でノーベル賞です。