光文書
(ヒカリモンジョ)
Vol.800+30+120
西洋の相続
二千二十四年に「西洋の敗北」という本を書いたフランスの歴史学者、人類学者のエマニュエル・トッドという人物は、ソ連邦の崩壊を予告した人物として、よく知られています。このユダヤ系フランス人の歴史観でいうと、西洋の歴史に極東にありながら参加した、日本は西洋の一員として敗北の道を進むのか、西洋からの自立をするのか、というテーマに、いまの日本は直面しているということになります。
シュペングラー以来、多くの識者が、西洋文明に終わりの日が来ることを語り続けてきましたが、今回のこの書は、その決定版とでもいえるものです。 “光文書 (ヒカリモンジョ) Vol.800+30+120 西洋の相続” の続きを読む