2月1日10時、ミャンマーの首都ネピドーで連邦議会が始まる予定だった。そして昨年11月8日に行われた総選挙で当選した議員たちが召集され、新大統領を選出することになっていた。
ところがこの日の早朝、アウン・サン・スー・チー国家顧問とウィンミン大統領や、複数の閣僚たちが国軍部隊によって拘束され、非常事態宣言が発令された。そして、国軍最高司令官であるミン・アウン・フライン将軍が、全ての国家権限を握ることになった。事前に周到に準備されていたようで、急襲した国軍には負傷者は出ていない。クーデターは極めて平穏に完了した。
理由は昨年11月に行われた総選挙に大幅な不正があったと言うことである。この点、時期も今回のアメリカ大統領選挙と同じである。ひょっとしたら、アメリカでもこのミャンマーと同じクーデターが起きているのではないかと疑う。発表してないだけで、実質は軍によるクーデターが行われたと見れば、現在の状況に辻褄が合う。もし仮にそうだとしたら、この状況はいつまで続くのかと言うことである。軍がしていることであれば、力でこれを阻止することは出来ない。