「ポーランドのユダヤ人」 奥の院通信 R3 6/2

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あの有名なアウシュビッツはポーランドにある。ポーランドよりもアウシュビッツのほうが有名かも知れない。奥の院・ディープステートが先の大戦直後から演じた、規模壮大な「東西冷戦」なるものの東の雄がスターリンであった。グルジア人で本名はヨシフ・ジュガシビリという。彼が支配した東欧は、当時東側諸国と言われた国の1つであった。

 スターリンは先の大戦後、東側の情報は一切遮断したので、このポーランドの情報も西側には入ってこなかった。ナチス・ドイツのユダヤ人虐殺に関しても、ある程度真実が分かって、何百万人ものユダヤ人を焼き殺したというガス釜など、無かったことが分かったので、この種の嘘話は生まれなかった。そこでこういった嘘話の現場をポーランドに求め、その要望をスターリンがかなえてくれたのである。アウシュビッツはその代表都市として選ばれ、今ではユダヤ人大虐殺と言えば、誰しもアウシュビッツを連想させられる。

 ポーランドのユダヤ人は、ほとんどが虐殺の被害を蒙ったと想定されている。しかし、死のキャンプと称されているのは、例えばトレプリンガ、ベルゼック、マジャネックなどがある。しかし、ポーランドのユダヤ人絶滅神話の中心にあるのは、1943年4月に起きたワルシャワ・ゲットーの蜂起事件である。この蜂起事件は、ガス釜に送り込まれることに抵抗して起きたものであるとされている。そして、その背景には、あったと思い込まされているヒットラーとヒムラーの秘密会談があり、その内容がリークされ広く一般に知れ渡っていたからである。

 「秘密会談」、「リーク」、「皆に知れ渡っていた」と見事な洗脳である。知れ渡っていることと、秘密は矛盾していることに気付かない。実際は、嘘の大宣伝が行われたのである。つまり皆殺しにされるぞというデマを、彼らが流した自作自演であった。

 この知れ渡ったユダヤ人絶滅神話がどのように作り出されたか。1943年のドイツ軍によるユダヤ人の強制立ち退きは、ポーランドのユダヤ人絶滅神話としてしばしば言及される。しかし、ここでの強制立ち退きは、殺人などとは何の関係もない。にも拘わらず、ユダヤ人作家たちはこの話に飛びついた。ユダヤ人絶滅計画があったという話に一気に進んだ。

 1939年9月、ドイツとソ連がほぼ同時にポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が始まったのであるが、このワルシャワの蜂起事件はその時から既に3年半も経っている。

 真実はこうである。ドイツ軍はユダヤ人を「安全のため」に、拘留キャンプではなく、伝統的なユダヤ人居留地区のゲットーに押し込めたのである。「安全のため」とは、ユダヤ人を一般のポーランド人と同じ町に住まわせていると、ドイツ軍が入ってくるのを絶好の好機と捉え、普段からの怨念でユダヤ人がポーランド人に「襲われる」心配があり、また逆にユダヤ人が逆恨みでポーランド人を「襲う」危険性があったのである。

 ポーランドがドイツ軍に敗北し、ポーランド政府が崩壊すると、そこに権力の空白が生じる。政府が崩壊した後の混乱は、先の大戦終了直後に、日本各地で起きた三国人(支那人・朝鮮人)による暴力事件と、それに続く彼らの窃盗・強盗、婦女子凌辱など、勝っ手し放題だったことを想起すれば、簡単に想像は付くはずである。

 ドイツ軍はポーランド政府崩壊後のポーランド国内の地獄絵図をきちんと察知していたのである。現に事件が頻発し、それを受けての措置で、だからこそ、侵攻して3年半も経ってからのゲットー押し込めだった。そして、ゲットー内部の行政は、彼らユダヤ人自らが選挙で選んだユダヤ人委員会の手に委ねたのであった。ユダヤ人の治安も、独立したユダヤ人警察隊に委ねられていた。

 ゲットー内部には専用の流通紙幣が供給され、投機行為は防いだ。ゲットー内の施設はあまりよいものではなかったが、戦時中のことであり、決してユダヤ人だけの苦労ではなかった。しかし、それは決して野蛮な目的があったわけではない。決して民族の絶滅などといった邪悪な目的があったわけではない。ドイツ軍は、一般のポーランド人からユダヤ人を守っていたのである。

 欧州では一般にユダヤ人は忌み嫌われているということは、我々日本人にとってはとても理解できないし、想像も出来ないことである。だからこそ、社会がアナーキーな状態(無政府状態)になれば何が起きるかが、彼らには分かっている。

 同じことはスターリンが侵攻した時も起きた。しかし、やり方はスターリンはヒットラーとは違っていた。スターリンは侵攻する直前に、予め占領予定の地域のユダヤ人を全員拘束し、シベリアに送った。彼には、ユダヤ人が必ず行うスパイ行為を事前に防ぐ目的があった。

 彼は、その地域のユダヤ人200万人を無蓋列車に詰め込んでシベリアへ送った。夥しい数のユダヤ人がその輸送の間に死んでいった。その数はヒットラーが殺したと言われた数を上回っていた。しかし、戦後のこのスターリンの蛮行が非難されることはなかった。完全に無かったこととしてスルーされている。

 結論として言えることは、日本人大虐殺とそれに続いて行われた日本占領期間中の日本人洗脳と、ホロコースト物語によるドイツ人と世界の洗脳は、ユダヤ人たちにとっては、戦争の続きだったのである。しかも、それはいまだに続いていることに世界は気付いていない。ホロコーストを口にすると逮捕されるという、気違いじみた制度がなくなった時に、初めてドイツは本当の終戦を迎えることになる。ホロコーストはユダヤ人のドイツに対する戦争で、いまだに続いている戦争なのである。