「写真・映像の威力」奥之院通信 R3 6/11

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写真というものは人を洗脳するのには極めて便利な道具である。ある元裁判官に、「ホロコーストは嘘だよ、600万人虐殺神話は大嘘だよ」と言ったら、「ではあの死体の写真はなんだ?」と詰問された。あれは偽写真だよと言っても、全く受け付けない、洗脳とはこんなものである。

 あるいはまた、ある著名な著述家からは、「凄い反ユダヤ主義者」と言われた。いずれも極めて普通の反応である。別に驚かない。ただ、社会的には影響力のある有能な人物であるだけに、もう少しは好奇心を持って話を聞いてくれることを期待した。

 西ドイツの都市カッセルで(ドイツ・ヘッセン州の都市)は、ドイツ人全てが、ブッヘンワルド収容所の恐怖を再現した映像を強制的に見せられた。ゲッティンゲン(ニーダーザクセン州)出身のある医者は、自分が犠牲者の遺体を世話している映像が、そのスクリーンに映っていた。しかし、彼はブッヘンワルドには行ったことがなかった。暫くして、自分が見た映像は、1945年2月13日に連合国が行ったドレスデン大空襲の後に撮影された映像の一部であることに気付いた。当時、彼はドレスデンで医師として働いていたのである。

 ドレスデンの空襲では13万5千人が虐殺されたが、犠牲者のほとんどは東欧からの逃亡者の夫人や子供たちで、遺体は積み重ねられて、400体から500体ごとに山積みにしてあり、これを数週間かけて焼いたのであった。これをブッヘンワルド収容所から届いた映像だ、との触れ込みで見せられたのであるが、彼は当然のことながら、すぐにこの偽映像を見破ったのである。

 戦時中の残酷写真による詐欺行為は珍しくはない。例えばイギリス貴族アーサー・ポンソンビー男爵の本『戦時中の嘘』(ロンドン・1928年刊)がある。

 第一次世界大戦中のドイツの残虐行為についての偽写真を曝いた本である。「死体工場」だとか、「手のない子供」などの捏造を公表しているのであるが、これらの写真は、ナチスの残虐を宣伝するプロパガンダをしっかり思い出させる。

 あるいはF・J・ヴィールは著書『野蛮への進化』の中で書いている。

 「『人間スープを入れる偽の壺は』ニュールンベルグ裁判でソ連の検察団によって、厳かに紹介されたが、これは第一次世界大戦時イギリスが作った有名な『死体工場神話』でのものであった。当時のイギリス人はその工場で鬼畜ドイツ人が死体を加工することで、様々な日常品を作っていたと想像させたのである」と。

 これについては、イギリス政府は陳謝している。しかし、1945年以降にナチスが人間の皮膚を使って作ったという「ランプの傘物語」に出てくる話も、先の「人間スープ」と同じ嘘物語であったが、これらについてはそのままである。映像は人の脳に染み渡る。

 更に巧妙になるのが合成写真である。死体の山は立っている男のたちの前に置かれ、後ろのフェンスは取り除かれている。こうして新たな恐怖写真が出来上がっている。ここには、マウントハウゼン収容所と言う説明書きがついている。写真と説明文とセットで益々威力を発揮する。

 かつて支那事変(第二次上海事変)で、日本軍が上海の停車場を空爆した時に、ある合成写真が作られ、これをヘンリ・ルースが自分の雑誌「ライフ」の一面に掲載した。焼け跡に座って泣いている幼児の写真である。この写真を載せた週刊誌が全米で売られ、アメリカの世論を一気に反日にしてしまった。ヘンリー・ルースは親が宣教師で、彼も支那で育ち、支那でジャーナリストとして活躍していた。強烈な反日主義者であった。

 ライフに載った幼児の写真は、撮影直前に線路の真ん中に連れて来られ、座らされてたのである。連れて来た男は撮影後に立ち去ったので子供は泣くに決まっている。写真は撮影後に修正され、男の姿は消されている。

 合成写真は恐ろしいほどの効果がある。このライフの写真はアメリカと日本を戦争させることに大きく貢献した。それまではアメリカ国民は日本という国の存在すらほとんど知らなかった。ところが、この一枚の写真がアメリカ国民を「日本は残酷、支那人可哀想」と洗脳した。日本は「悪い国」というイメージをアメリカ国民に植え付けた。

 ホロコーストも、このような写真を氾濫させ、映画にもして大宣伝した嘘物語である。ニュールンベルグ裁判という裁判ショーも行って、世界中に「ナチスは悪者集団」、「ヒットラーは悪魔」という洗脳をしっかり行って、いまだにこれは解けていない。当時はテレビがまだなかったが、現在はこれにテレビが加わる。今ではこのテレビを使って、嘘物語が風化しないように、常に嘘情報を流し、洗脳を維持している。これは人類史上最大の嘘物語であろう。

 写真・映像は恐ろしい。人間の脳を変質させ、腐らせる。そのまま一定の時が経てば、これが修復不能になる。奥の院・ディープステートはこの映像を出版物、テレビなどを間断なく、世界中で駆使し、世界支配の手段として巧妙に使っている。あらゆる洗脳病の万能薬である。