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アブラハムはイスラエルの民の祖である。ということはユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム教徒の祖ということでもある。だからお互いに争いながらも、その聖地はすべてエルサレムにある。このアブラハムの妻サラが、ある日127歳でカナンの地キリアト・アブラで死んだ。アブラハムは飛んできて妻サラのそばで泣いた。
それから、アブラハムは「私は他国人で通りすがりの者ですが、妻のサラを葬って墓にする土地を売って下さい」と頼んだ。それを聞いたゾハルの子エフロンはアブラハムに「私の畑をお譲りしますからどうぞそこに葬って下さい、その続きにある洞窟もご所望であればお譲りします」と言った。どういうことかは分からないが、その時、アブラハムは続きにある洞窟をも所望したのであった。
エフロンはアナトリア(現トルコ)から出てきたヒッタイト人で、その当時カナンの地はヒッタイト人が治めていた。そしてそのヒッタイト人のことを聖書ではヘテ人という。
サラを埋葬した洞窟は「マクベラの洞窟」といい、アブラハムはこの地をヘテ人の前で、ひれ伏して所望し譲って貰った。この洞窟は実は単なる墓穴などではなく大洞窟であった。そして、その頃、核戦争が行われ、この大洞窟は核シェルターの役目を果たし、イスラエルの民はここで核戦争を避けられたと言われる。だからこそ、アブラハムはイスラエルの民の祖として崇められるようになった。
イスラム教徒にとっても、キリスト教徒にとっても、アブラハムはその祖として崇められる。アブラハムにもその先祖はいるのであるが、彼が祖として崇められるのは、そうした経緯があって、後に書かれる旧約聖書の創世記に記されることになった。ユダヤ教徒は、このアブラハムを祖とし、キリスト教徒もイスラム教徒もその流れの支流と位置づける。確かに時代はその順番である。
アブラハムがこの洞窟を所望したのには、こうした核戦争を念頭に置いていたと考えられる。あるいは核戦争を引き起こすためとも考えられる。現在の奥の院が盛んに核兵器を製造し、いつでも核戦争が起こせるように、起きるように段取りしているが、この状況はアブラハムが生きた時代も、同じだったのかも知れない。
日本に対して核を使用し、その威力を確認した上で、彼らの傘下国に大量の核兵器を保有させ、これを放棄しないように、放棄させないように頑張っている。削減を口に出すことはあるが、そこには本気さは皆無である。あとは世界中であらゆる国を憎しみ合わせるように政治を行い、核戦争が起きることを予期し、自分たちだけは密かに核シェルターを造っている。
その上、過去において核戦争があって、人類は一度滅んだという事実すらもひたすら隠している。このことに少しでも言及すると陰謀論、気が触れている、学問ではないなどと、彼らの支配するメディア、学界を総動員して潰している。彼ら奥の院は全てを知っている。
奥の院は世界中の国を互いに反目させ、憎しみ合わせ、あんな国は潰してしまえ、となるのを待っている。あとの最後のボタンはちょっとしたワルを拵えて、あの気違いがとんでもないことをしてくれたと、国際裁判のようなショーを行って処刑するだけで済む。奥の院は常にその裁判官を演じ、白馬の騎士を装い続けることが出来るのである。
人類の歴史はその主役(奥の院)が書いているので、真実は永久に分からない。分からないようにしている。ただ核戦争の後に残った遺物だけが、遺跡となって何も言わずにひっそりと存在している。それは、真実を語りたくて、調査を待っているのかも知れない。
かつて栄えた町は、ある人の表現では「ガラスの町」となって残っている。そこには誰も立ち入れない「死の土地」となっている。しかし、これらの遺跡は決して発掘を許さない。研究もさせない。モヘンジョ・ダロやカッパドキアなど、多くの遺跡がその研究を待っている。
しかし、ある研究者が熱心に研究を重ね、真実にかなり迫ったが、今では彼は行方不明となっている。消されたとは思いたくないが、また復帰して研究を続行して欲しいものである。しかし、彼の研究成果は残っているので、今では、奥の院はその研究成果が世に出ることを阻んでいるのである。
これからそれらの文献を、せっせと焚書することになるであろう。
この兵器は、以前使用してからおよそ4000年もの時が経っているので、第二次世界大戦で彼らはこの核による大虐殺の効果を再確認した。その犠牲になったのが日本人である。あとは真実を隠し続けることだけが重要なのである。核のボタンは彼らが握っており、いつでも人類を滅ぼせるようにしている。もちろんその黒幕が誰であるかは分からないようにしてのことである。一昔前、冷戦時代に核戦争の恐怖が話題になったことがあるが、今ではそれも立ち消えになり、彼らは胸をなで下ろしているところであろう。