森信三先生の「人生 二度なし」の言葉。
「一度きりの人生だから・・・」
人生についての言葉はいろいろですね。
ですが、たくさんの道程を歩んできますと、
決して人生（人の生）は一度きりではないと
しみじみと感じる瞬間がたくさんあります。
でも確かに同じ人生はなく、今生はただの一回きり。
「人生 二度なし」も「一度きりの人生だから・・」も
同じようなことでしょうけれど、二度ないからどのように
生きようかと模索しながら歩むのが人生でもあり、
また「一度きりの人生だから」思いきり楽しんで
自分に正直に生きようと思うのも人生ですね。
坂村真民さんの 「二度とない人生だから」が心に
浮かんできた８月１８日という今日です。
《二度とない人生だから》
二度とない人生だから
一輪の花にも
無限の愛をそそいでゆこう
一羽の鳥の声にも
無心の耳をかたむけてゆこう
二度とない人生だから
一匹のこおろぎでも
ふみころさないよう
こころしてゆこう
どんなにかよろこぶことだろう
二度とない人生だから
一ぺんでも多く便りをしよう
返事は必ず書くことにしよう
二度とない人生だから
まず一番身近な者たちに
できるだけのことをしよう
貧しいけれど
こころ豊かに接してゆこう
二度とない人生だから
つゆくさのつゆにも
めぐりあいのふしぎを思い
足をとどめてみつめてゆこう
二度とない人生だから
のぼる日 しずむ日
まるい月 かけてゆく月
四季それぞれの星星の光にふれて
わがこころをあらいきよめてゆこう
二度とない人生だから
戦争のない世の実現に努力し
そういう詩を一篇でも多く作ってゆこう
わたしが死んだら
あとをついでくれる若い人たちのために
この大願を書きつづけてゆこう