2436「はなればなれの君へ。(前編)1」2021.8.26 自分で自分を自分するから

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今回は「宇宙の中心で愛を叫ぶ」さんの2021年08月21日「はなればなれの君へ。(前編)」を2回に分けて紹介します。

https://ameblo.jp/riyanmichaki/entry-12693428821.html

「はなればなれの君へ。(前編)」

こんにちは。澤野大樹氏青森講演会主催小野裕美子です。

非常事態の中、沈静化するどころか、ますます勢いを増し、色んな騒ぎが露わになってきている昨今。そんな中、先日行われた第10回青森講演会2Days、お陰様で、盛況の内に終えることができました。青森で解き放たれた澤野氏の言説はまさに世界を震撼させるもの。

一生かけても見聞きできないような精妙で幽玄な世界へと誘われました。将来への影響の大きさは計り知れません。ご参加くださったみなさまには、改めまして心からの感謝を申し上げます。ありがとうございました。 さて、 

――澤野さん、こんにちは。先日は青森講演会(弘前・八戸)10回目、お疲れさまでした。

「活字版⑩番原稿」がリリースされるというタイミングでまた久しぶりのブログインタビューとなりますがよろしくお願いいたします。

本当にお疲れ様でした。今回の活字版もかなり加筆して調整が完了しました。良いものができたと思います。インタビューの内容は、活字版とは全然違うことをお話ししたいですね。

――では早速始めさせていただきたいと思います。ところでアフガニスタンで再びタリバンが首都カブールを掌握しましたが。

はい。このことは多くの人を混乱させたと思います。今回のこのタリバンの件はまさに巨大な出来事でした。これまで私が語ったり書いてきたことを振り返ればその解答を得ることができるかと思います。アフガニスタンが再びタリバンの支配下になったということは

これはめちゃくちゃ巨大な意味を孕んでいます。アメリカがアフガニスタンと戦争を始めたきっかけを覚えていますか?

――「9・11」でしたよね。

そうです。2001年9月11日の「米国同時多発テロ」がそのきっかけでしたね。

当時のブッシュ政権はこの「9・11テロ」の首謀者が、イスラム原理組織アルカイダを率いるウサマ・ビンラディンであると断定し、彼を匿っていたアフガニスタンのタリバン政権へウサマ・ビンラディンらの引渡しを要求しましたがタリバン政権に拒否されたため、米国を中心とした有志連合軍は軍事侵攻を始めました。これが2001年10月7日ですね。

つまり、2001年9月11日に、イスラム原理主義アルカイダから宣戦布告の奇襲攻撃「9・11テロ」を受けて、2001年10月7日に本格的に「開戦」したのです。

この瞬間に世界は「テロとの戦い」と称する対戦相手不明の「世界大戦」に突入したのです。

――「対戦相手不明」?ですか?

ブッシュは「テロとの戦い」と言いましたよね。相手がハッキリとした国や個人ならばそう言えばいいわけですが、なぜか「テロとの戦い」というように、漠然とした概念を「敵」と称しました。

――なぜそんなややこしい表現をしたのでしょうか?

ブッシュ自身も相当の悪党であったわけでしょうけど、「9・11テロ」を主導したその相手はそんなレベルじゃなかった。全世界に「国際根拠地」を張り巡らせ、しかも膨大な資金力を持っていながらも、彼らは常に「地下の奥深く」で活動しその姿を現すことはない「得体の知れない相手」だったからです。

この「地下の奥深くで活動する得体の知れない相手」のことを「ディープ・ステート」と呼びます。「ステート」というくらいですのでそれはさながら「国」をも凌駕する世界規模のスケールで存在しています。

――澤野さんが講演会でホワイトボードに書く「日本のDS」、「アメリカのDS」、そして「中国のDS」の相関関係図がありますよね。あの図と関係がありますよね?

まさにあの図です。彼らは猛烈なグローバリストですから、「国境」を持たないのですよ。

ということはつまり、本当ならば、「日本のDS」とか「中国のDS」とか分けて考えちゃダメで、彼らは水面下の領域においては完全に繋がっているのだということです。

――彼らは地球規模で存在しているということですね。

そういうことになります。彼らの基本理念は「包括的な信仰」であり、「万教帰一」であり「五教合一」であり、世界の宗教すべてを「統一」することができるのであれば、当然ながら「五族協和」も可能と考え、そうなれば国境も必要なくなるものだと考えましたね。

「満州国」が人も宗教も合一した先に彼らは「トランス・ナショナリズム」(脱国家・超国家)を夢想しました。

――彼らのその猛烈な超国家思想というものの源泉はどこにあるのですか?

やはりかつてヤハウェを裏切ってしまったという強烈な「後ろめたさ」がそこにあるはずです。圧倒的な「ひとつ」から「ひとり」を分離し、この世に「二元論」という「もうひとつの宇宙」を創造してしまった。

ヤハウェの管轄、つまり「ひとつ」を自らの意思で拒絶し、己の力を誇示し、顕在意識によって考え抜かれた「新しい神」を生み出してしまったわけですよ。

そのことによって彼らは祖国というものを取り上げられた。だから彼らの心の底には、複雑な思いが常に去来しているわけ。ならば、世界のすべてを物理的に「ひとつ」にしてしまえ、と。これが「新世界秩序」思想の嚆矢だといえます。ヤハウェに代わって自分たちの力によって、この世界を物理的に「ひとつ」に導くことによって、ヤハウェに対して誇りたいという気持ちが非常に強いということ。

――そもそもの発端での裏切りを糊塗するために、彼らはあらゆる頭脳を使っていったのでしょうけど、長い年月の間にかなり屈折してしまったようにも思えます。

屈折なんてもんじゃないくらいに複雑屈折しています。彼らは心の底ではいつもビクビクしてきたと思います。だから彼らは基本的には誰よりも臆病なのです。その思いが彼らを「地下」へと導いていった。

ヤハウェを裏切った後の彼らは、どれほどの正論を持とうが、もはや「王道」を歩むことは許されなかった。それは彼ら自身が一番わかっていたこと。

だから彼らはバビロン以来ずっと、詐術、詭弁、催眠といった「技術」に磨きをかけて、この地球上のあらゆる場所に君臨してきたわけですよね。

――でも彼らも祖国を持ちたかった?

そうです。ですから彼らの末裔たちは、満州国を理想郷として夢想しました。その夢想はやがて「河豚(フグ)計画」として実行に移されました。その理想の国はまさに「ひとつ」を具現化させるものでした。世界初のカバールDSの夢の実現だった。

――その彼らの末裔たちとはどういう人たちなのですか?

パリサイ派の末裔だと思いますよ。面従腹背で、上辺だけは善い行いをして、しかしそれは決して本心ではない。人々の前では善い行いをアピールするけれども、それは表面上のことに過ぎず、よく観察してみるとヤハウェの意思に適うことは決してなく、本心では舌を出して笑っているようなタイプです。

――今の日本の政治家みたいですね。

まさにそのとおりです。現在の日本の政治家の多くはパリサイ派の流れだと思います。

――その満州国は敗戦で頓挫しましたよね。

そう。だから彼らの計画は一度はすべて白紙になった。満州国で「紅卍字会」と「大本教」は「合一」し、まさに「五教合一」の雛形を作ったのに、その計画がすべてオジャンになりました。

――それでどうなったのですか?

すべて「日本」に持ち帰って来た。すべての計画が狂ってしまった。だから日本に全部テイクアウトしてきた。満州国で新たに生まれた「五教合一」思想、そして「万教帰一」といった「包括的信仰」は、満州国の生みの親である「父」によって日本に持ち帰られた。

――それでどうなったのですか?

その「父」の自宅の敷地内に、日本で最初の「本部」が置かれたわけです。

――そういうことだったのですね。

世界一のグローバル共産思想だったその満州国に立ち上げようとした宗教が敗戦によって頓挫し、しかも、GHQの命令によって、あろうことか「反共の防波堤」のための急先鋒として、思っていることと真逆の活動を強いられたのです。

それまで自分たちが推進してきたことを今度は糾弾する側でしか生き長らえられないようにさせられてしまったわけです。

――それは屈折してしまっていますよね。

複雑屈折ね。つまり彼らは「反共」なのに「統一」したいという二律背反という精神衛生上じつによくない状態になった。本音と建前、実質と名目を完全に分けられた状態。

思っていることとやっていることの一致が認められない状態。満州国で心行くまで花開く予定だったものが、想定外のこの日本で、しかも真逆の思想を推進する最前線に送られた。

――なぜGHQは日本国内にそんな最前線を作ったのですか?

満州国の残党が日本に帰国しましたが、米国に寝返ったその「父」を彼らは「米帝に魂を売った裏切り者」として復讐しようと決起し暴れまわろうとしたからでしょう。

かつては同じ釜の飯を食った同志だったわけです。だからこそ近親憎悪もより強いものとなった。そんな彼らを鎮圧し押さえ込まなきゃならなくなった。

戦後の未解決事件の多くはその流れです。彼らの「残党」と日本政府との戦争、つまり内戦です。帝銀事件、下山事件、グリコ森永事件、日航123便墜落事件、あとオウム事件もそうです。他にもありますが少年事件も含まれるのでやめておいた方が賢明かと思います。

――表向きの報道ではまったくわかりませんね。

世界で一番「ヤバいもの」が残っていて燻り続けているのがこの日本です。そんなものが戦後76年経った今でも日本の水面下にそっくりそのまま残っていて政府を脅し続けているだなんて国民に知らせるわけにはいかないのですよ。

一応、名目上は戦後の焼け野原から復活し、高度経済成長を成し遂げた豊かで幸せな国なのですから。日本国民はすべて電通のご指導の下、かりそめのハッピーライフをエンジョイしていただくというのが規定路線としてあるわけ。

――つまりGHQアメリカとしては、思想としての共産主義を弾圧するという名目の下に、じつは「旧満州国」の残党たち同士の内ゲバを鎮圧したいという思惑があったということですか?

まさにそのとおりです。よく「陸軍が暴走した」って言いますけどもっと細かく言えば、

関東軍の上層部が狂信的カルトの信者で、大本営を無視し、つまり天皇陛下を無視し、日本から独立し、大陸で独自の「帝国」を勝手に作り出した。それをすべてぶっ潰し、さらにその上澄みを掻っ攫ったのがアメリカの中にいたDSグローバリストたちだったということね。

――大本営、つまり天皇を無視して暴走して作り上げたその満州国では誰が「天皇」になる予定だったのですか?

「○○○○○(自粛)」ですよ。

――そ、それは刺激が強すぎますね。

そう。良い子は絶対に真似しちゃいけないこと。さらにそこから独立したTは後に「万教帰一」という統一思想を掲げ、1974年に「日本を守る会」を創設し、1981年に「日本を守る国民会議」を経て、現在は「日本会議」という名前になっているわけでしょ。

戦後、日米安保闘争で学生運動が激化したとき、その鎮圧のために全学連と衝突したのが、

T傘下の全国学生自治体連絡協議会(全国学協)だった。つまりあの学生運動の根幹というものは、じつは「満州国時代の因縁の対決」だったのだということです。

さらにそのTと共に「大正維新」を訴えながらも独立した浅野和三郎氏は1923年に「心霊科学研究会」を創設し、それが後に「日本心霊科学協会」になった。

もちろん幕末から平田篤胤とかがすでに研究していたわけですが、いわゆる「日本スピリチュアリズム」(心霊主義)という言葉はここから始まっているわけね。

だから私はいつも、「日本のスピリチュアルのほとんどは元を辿ればひとつ。しかしほとんどの人はそれを自覚していない」と申し上げているわけです。

だから私はよく「ネトウヨ・スピリチュアル」と表現するのです。これは思いつきで言っているのではないのです。「満州国のグローバル思想」と「スピリチュアル」は完全にセットなのですよ。つまり、戦前戦中の「国家神道」というものも、その基盤にはオカルト・スピリチュアル思想があり、それが猛烈な侵略思想を持ったグローバリストたちに共有されていたのです。

――戦前戦中をオカルトの視点から読み解くという手法はなかなかないですから本当に驚きですね。もしかしたらこのオカルト視点というものを抜きに戦前戦中、いえ明治維新以降の近現代史は紐解くこととができないのかもしれないと思いました。

そうなのですよ。でも今のメディアは日本のこの「満州国」はもちろん、さらにそれが「オカルト」によって動いていたということに触れてはいけないような不文律があるように思えます。

――ということは澤野さん、今ふと思ったのですが、太平洋戦争ってじつは日本とアメリカが戦争をしたのではないということですよね!?

鋭い!そういうことです。しかし話しの脱線が過ぎましたね。アフガニスタンの話しをしていたはずだったのです。

――そうですね(笑)話しを元に戻しましょう。

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