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この度真鍋淑郎氏(90歳)がノーベル賞受賞者に選ばれた。「真鍋さんはもう50年以上前に、彼が気候の予測モデルを作り、その成果で地球温暖化が人類の活動によって起きたことが科学的に裏付けられた」という功績がたたえられた。なんだかずいぶん昔の業績を持ち出したなという印象を持つ。そもそも、ノーベル賞は奥の院の拵えた賞で、その別名は「ロスチャイルド貢献賞」という。その業績が奥の院(ロスチャイルド)にどれだけ貢献したかで決まるというのである。
日本でのノーベル賞受賞第1号は湯川秀樹博士であることは有名である。終戦後、意気消沈していた日本国民に希望を持たせるのに大いに役立った。ところが、この湯川博士のノーベル賞受賞は、当に、奥の院に絶大なる貢献をしたのであった。つまり、奥の院が日本を叩く武器の原子爆弾に関する日本の機密をアメリカに渡したのであった。そこで、奥の院は、戦後の論功行賞で湯川博士にノーベル賞を授与したのであった。日本の利益にはならず、米国の利益になったのであり、その意味ではこの湯川博士は国賊なのである。
戦争末期、日本では一日も早く完成が待たれていたマッチ箱大の新兵器で、戦艦一つ撃沈できるといわれていた。末期には日本全土が激しい空爆を受け、多くの人が死んでいくところで、この新兵器(原子爆弾)のことが噂に上り、密かに国民はその完成を待っていたのである。そして、仁科芳雄博士の研究では実験段階では既に完成していた。しかし、その基礎理論が完成を見ないでおり、理研内では研究員たちが手分けして研究に当たっていた。そして、それが一応まとまったとき、これを学説として発表してはどうかという案も出たが、軍の機密に属することでもあり、今の段階で外部に漏らしてはならぬと言う仁科博士の意見で発表は厳禁された。ところがそれを、当時理研にいた研究助手の湯川秀樹が密かにアメリカに売り渡したのであった。
日本は終戦で、国家はアメリカに占領され、何も言えない立場に立っており、この湯川博士のノーベル賞受賞に、けちをつけるようなことは言える雰囲気ではなかったし、そもそもその事実は堅く秘匿されていた。日本の利益を損ね、奥の院のためになったこの湯川博士の反日行動は、ただ奥の院を利しただけであった。彼はその後、日本中で褒め称えられ、賞賛を浴びたが、とうの本人は暗い気持ちで戦後を過ごしたようである。いささかの良心があればそれは当然のことかも知れない。すぐそこに多くの原爆被害者がいるのである。
今回の真鍋氏のノーベル賞受賞は喜ばしいことではあるが、その内容が気候問題、地球温暖化問題と分かると、これから日本はその気候問題、ひいては環境問題に取り組んでいくことになり、そこにつぎ込まれる国家予算は無限大に膨らむことになりそうだ。日本は30年前にバブルが崩壊し、その後全く経済成長していない。GDPは500兆円と全く変わらないのである。それは、日本が環境問題に金をつぎ込んできたからである。環境問題に金をつぎ込んでも、経済成長には全く寄与しない。
しかも、ここに小泉進次郎氏が環境大臣に座り、アメリカ在住でアメリカ国籍の真鍋氏にノーベル賞を授与した。これから奥の院が日本に何をさせようとしているか、およその見当は付く。しかし、ここで内閣も岸田内閣に変わり、小泉環境大臣は退任するから、少し変化も期待出来そうである。ところが、真鍋氏のノーベル賞(ロスチャイルド貢献賞)受賞で、環境問題を重視させる世論作りは始まっているのかも知れない。