「奇跡は何もしない。するのは取り消すことだけ。」
赦しは取り消し。?
想念の動きでもない。?
もともとないものを取り消すだけ。?
そうですね。
現れたものをあると思うことを、存在したことのないものと
ただ思うだけのこと。
自分が覚えているものは、一度も存在したことがないですね。
そのようにして奇跡は、永遠に現存する原因を
自分に思い出させるようです。
この世界は無因のものであって、世界の中で
誰が見たどの夢もみな、同じく無因のもの。
分離は、父がご自身の結果たちを奪われた
という夢とともに始まったようです。そしてそれは、
もはや彼らの創造主ではなくなっために、父は
彼らを保持する力をもたなくなったという夢であったのでしょうか。
心が「これは私に対してなされているのではなく、
私自身がこれをしている」と認めるからこそ、
肉体は解放されるようです。
「そのように考えることによって、始まった救済は、
分離へと下降してきた一段一段の進路を変更していき、
いずれはすべての段階を遡って階梯を消し去り、
世界のすべての夢を取り消すだろう。」
「奇跡は何もしない。するのは取り消すことだけ。」