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今から６年前の2016年に国連難民高等弁務官が、ウクライナ政権に、虐殺に関して抗議をしている。2015年、2016年にアゾフ大隊がウクライナ東部地域のウクライナ国民（親露派）を殺害していた。その時点では、一万と言っていましたが、実際は1万4千人ぐらい殺害し、そのうち200人が子供だった。そのようなデータを国連は持っている。
当時はアゾフ部隊というのは、私設部隊だった。私設部隊というのは、民間軍事会社が運営しており、国家は責任を負わないで、傭兵部隊が好き勝手にやれるから､いつでも逃げられる。2015年、2016年の責任は私設部隊の隊長にあるのだから、その人が逃げたりしたら、それは単なるテロリストの仕業になってしまう。
しかし、結局その後、２０１９年５月にウクライナ大統領に就任したゼレンスキー大統領は、このアゾフ大隊を国家親衛隊とした。彼らがそれまで散々あくどいことをやり過ぎて、これを支援していたアメリカ（ディープステート）が表向き応援ができなくなった。それで、国家が管理する措置を取らざるを得なくなったのである。
国家親衛隊になる前のアゾフ大隊は私兵（民兵・ディープステートの傭兵）であったが、このアゾフ部隊を育てのは、イーホル・コロモイスキー（ユダヤ人・５９歳）と言うウクライナの大富豪の財閥である。彼が資金を出して作ったものだった。ジョージ・ソロスが資金を出したという話もあるが、彼らはディープステートの仲間であり、同じ穴の狢である。
イーホル・コロモイスキー（ウクライナのディープステート）はウクライナの親露派の人たちを徹底的に打ち倒すということを、自分の使命としていた。表向きはウクライナを防衛するのだという。 彼はいくつもマスコミを持っている。今の大統領のゼレンスキーが、一躍スターになった番組のスポンサーでもあった。
このコロモイスキーは、ウクライナ・イスラエル・キプロスの三重国籍をもつ。ウクライナの法律では二重国籍が禁じられているが、これについて指摘されたコロモイスキーは「憲法では二重国籍が禁じられているが、三重国籍は禁じられていない」と述べている。ウクライナという国家を無視しているのであり、愚弄している。これがディープステートの姿である。
ウクライナのメディア王であるコロモイスキーは、ゼレンスキーを顎で使っている人物である。ウクライナの国家管理となったアゾフ大隊が、アゾフ連隊となり、彼らがこれまでやって来たロシア系住民虐殺の責任を問われれば、それは最終的にコロモイスキーのところにもいくことになる。
国家親衛隊として国家管理になり、あくどいことをやれないようになった今では、「本当に虐殺があったのですか？ウクライナでは関知しません」みたいなことになっている。ロシアの言い分とウクライナの言い分とは大きく違っているウラには、こうした事情が存在し、明らかにウクライナが嘘をついているのが分かる。しかし、メディアは言わない。コロモイスキーの名前すら出てこない。
アゾフスタル製鉄所で住民が人間の盾になっているとも言われている側面には、このような経緯がある。また最近、この地下のシェルターからカナダの軍人の中将が、逃げ出しているところをロシア軍に捕まえられた。要するにウクライナで悪逆非道な虐殺を実施している連中には、国際的に色々な人が来ている。
戦争なるものはこれまでは、国家対国家が行うものであった。ところが、2001年の９・１１テロ事件から、対テロリストグループネットワークという名の者たちの戦争となり、国家対非国家の戦争にになった。そのような流れの中でいうと、今回はそれが国家対国家という従来の戦争に戻った。
つまり、このウクライナで8年間やられてきたことは、ロシア国家とこの非国家（コロモイスキー率いる準国家）との戦いだった。そして、このアゾフ連隊をゼレンスキー大統領がウクライナ国家の軍に取り込んでからは、ウクライナ対ロシアの戦争（国家対国家の戦争）となったのである。
要するに、今回のウクライナ紛争は、アメリカを始めとする西側諸国の奥の院・ディープステート国家が、ロシアを乗っ取るために、巧妙に仕掛けた戦争である。日本はこの点を理解し、慎重に対処すべきである。アメリカなどのディープステート国家に盲目的に追随してはいけない。