IN DEEPさんメールから R5 3/12

In Deep メルマガ 第237号
2023年3月10日

みなさま、こんにちは。

健気なシジミ人です(もう意味がわかんないよ)。

今回は、経済というのか、金融というのか、
そういう系統の話なのですけれど、
まあ、なんか結構、ド派手な状態がいよいよ近づいているようです。

《自分は? 生きているの?》

それはともかくとして、先日、以下の記事を書きました。
「私は2022年8月に死にました。」で始まるものです。

 [記事]あくまで創作としてお読みいただきたいですが、
 今の現実と死後の世界を妙に示しているのかな、とか
 2023年3月9日
 https://indeep.jp/they-are-working/

これはメルマガの読者様が教えてくださったものでした。

ですので、記事を書いたというより、文字を写しただけですが、
この中で最も気になった部分は以下でした。

> 死後の世界は驚くほど地上と同じです。

これは、ずいぶん以前から、そうじゃないかなあと思っていたんですが、
あの、もう 10年くらい前だったか、時期もわからないのですが、
長く昏睡していた、植物状態というのでしょうか、
そこから長期間の後に奇跡的に目覚めたという方の著作があったんです。

その著作名を思い出したくて、ネットで調べたんですが、
相当以前のもののせいか、わかりませんでした。

ですので、うろおぼえになるのですけれど、
それは比較的お若い女性の方で、
昏睡の期間も、数ヶ月だったか、数年だったか思い出せないのですが、
目覚めた後、彼女自身が書いたその体験記には、

「昏睡していた期間、私はそれまでと同じように生活していました」

という記述があったのです。

たとえば、仮に期間を 1年としますと、
その 1年間、毎日、朝起きて、会社に出勤し、仕事をして、
たまに友人と遊んだり飲んだり、旅行に行ったり、
そういう「まったく以前と変わらない日常」を送っていたというのです。

自分が昏睡状態の間に、どんなことをして、どんなところに行ったか等を、
普通の記憶同様に書くことも、喋ることもできると。

…変な話ですが、
私自身、「自分はすでに死んでいるのではないのかなあ」と、
そういう概念を初めて持ったのは、小学生高学年くらいのときでした。

「死んだことに気づいていないだけでは?」

と。

これは一応理由があって、その頃、母親がうっかり(?)述べた言葉で、
私自身の類推として、

「どうも自分の命日が存在する」

ことを漠然と悟ったことがありました。

その母親の言葉の内容はともかくとして、
小学生高学年の頃には、そういう一種、思い込み的なものがありました。

今日、以下の記事を投稿しました。

 [記事] 世界中の医学論文に見る13例のワクチン接種後に誘発された精神疾患症例
 2023年3月10日
 https://indeep.jp/vaccine-induced-psychosis/

自分も幼い時から、何度か曖昧な精神状態を経験していまして、
これらの論文にはとても興味を持ったのです。

今朝はとても早く目覚めてしまいまして、
起きたキッカケがまた夢なんですが、あの記事の、

「私は2022年8月に死にました。」

が夢でリフレインしていて、これについて、
夢の中で問答しているうちに、目が覚めてしまいました。

そして気づけば、早朝からずっと、
ワクチン後の精神疾患の論文を読み続けていました。

しかし、この「夢」というのも整然としたもので、
たとえば、夢が仮に人間の「意識」や「無意識」だけで見ているのだすれば、
もっとカオスになるはずです。

しかし、知人でも知らない人たちでも、
みんなちゃんとした形、顔、動きをしています。
動物も建物も街の風景もです。

記憶だけで再現できるようなものではない正確さがそこにはあります。

(ただ、夢の風景にはピンポイントで変な生き物が出たりしますが)

熱を出して苦しんだりしている時は、カオスな夢も見るでしょうが、
それでも、夢があまりにも「現実に即している」ことには、
若いときから驚き続けていました。

破綻したイメージの夢というのは見たことがないです。

でまあ、最近というか、ブログを書く中で知ったことが、
「現実は存在しない可能性が高い」ということでした。

 [記事] 繰り返し行われる量子力学実験により「この世に
 客観的な現実は存在しない」ことがさらに明確になり…
 2019年11月19日
 https://bit.ly/3J8heqD

しかし、一方で、私たち肉体を持つ人間は、
「脳」などの受容体により「周波数から音や視覚を得ている」
という現実があります。

以前、『ウォーター・サウンド・イメージ』という著作
https://amzn.to/3l0iXWS
をご紹介したことがあります。

この本を翻訳した増川いづみさんという方が、
訳者序文で以下のように書かれています。

(「ウォーター・サウンド・イメージ」訳者序文より)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

私は小学校3年生の頃から、
カタカムナ文字のことを少しずつ教えてくれた祖母から、

「形というものは振動数と音で成り立っており、
私たちの発する言葉も、たとえ見えなくとも、
時間差で必ず形になって現れる」

と言われていました。

ある周波数が対象物の波長と相互に合ったときに、
共振をしていろいろな形になっていく。

https://amzn.to/3l0iXWS
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ここまでです。

この「ウォーター・サウンド・イメージ」という本には、

「周波数(音)と、それにより水面に現れる紋様」

を写真と共に多数掲載されている素晴らしい著作ですが、
その水の紋様を見ているだけで、

「こうやって世界はできている(あるいは形成されていく)のだなあ」

とよくわかるものです。

何度か取りあげていますけれど、以下の 6年くらい前の記事が、
最も新しい記事だと思います。

 [記事] ライアーの新鮮な音に包まれながらも思うことは
 「基準音440Hzによる世界悪魔化計画」はどこまでも突き進んでいっている
 という狂気の時代の今のこと
 2017年5月11日
 https://bit.ly/42c300G

水の紋様の写真は 2015年の以下のブログ記事にあります。
https://bit.ly/2PLzIEk

花でも巻き貝などでも、「渦を巻いているもの」
あるいは、「左右対称が守られているもの」について、
それを成立させているのは「音」だけなんです。

ルドルフ・シュタイナーは著作『いかにして高次の世界を認識するか』
https://amzn.to/3yuJbUF
の中で、

「自分が美しいと感じた花の様子を真剣に詳細に観察すること」

を訓練のひとつとして書いていましたが、これは、
花の形を見るということは、その音(周波数)を「形」として見ている
ことと同じという意味も含まれているのかも知れない、と、当時は思いました。

さらにいえば、花だけではなく、

・地球の雲や海などの「渦」
・銀河や太陽系の「渦」
・さまざまな天体の形

なども、真剣に見ていれば、
それがどんな音(周波数)により作られているかがわかるのかなと。

そして、基本的には、「すべての人間が同じ周波数で同じ知覚をする」
わけです。

例えば、赤を示す周波数 (波長)を受信すれば、「みんな赤と感じる」。

波長によりそれぞれの色を感じるわけです。

もちろん、周波数には色などついてはいません。

可視光線の「波長の長さの違いだけ」で人間は色を感じています。

ところが、「なぜそう感じるか」は、ほぼ永遠の謎であり、
おそらくわかることはないと思います。

ずいぶん以前の記事で、以下のように書いていました。

 (2015年7月のブログより)

 > ところで、「見る」ことに関して、さらに言いますと、
 > 反射した光は意識しなくともこちらに向かってくるのですから、実は、
 >
 > 「物体を見ているというより、反射した光(電磁波)を脳が感じているだけ」
 >
 > とも言えます。
 >
 > これが「見る」という行為の実相ですが、さらに言いますと、
 > これはちょっと別の話になってしまいますが、
 > 赤とか緑とか白とか様々な「色は存在する」と
 > 私たちは何となく思っていますが、実は、「色は存在しません」。
 >
 > 「どうしてその色をその色だと人間は感じるのか」は、
 > これもまた永遠の謎なのです。

これは、以下の記事にあります。当時で最も長い記事だったと思います。

 [記事] 植物が「緑色」であり続ける理由がわかった!
 そして人間の生活システムの完成は「植物との完全な共生」
 にあるのかもしれないことも
 2015年07月06日
 https://bit.ly/3ZXMGhQ

ずいぶんと迂回してしてしまいましたが、先ほどの、

「死後の世界」

にも、同じような原理が存在するのではないかなあと。

シュタイナーの講義や文章が収められた『天地の未来』という著作に、
以下のような下りがあります。
「戦死の意味」というセクションにあります。

シュタイナー『天地の未来』より
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

死者は感覚生活に別れを告げ、新しい領域に入ります。

しかし死者は、自分が地上に残していった者たちの苦痛の中にとどまっています。

その死者がまだ生きていたときに、その死者をとおして、
思考・感受・感情を刺激された者たちの思考のなかに、
死者はとどまっています。

…長年おこなってきた一般的な考察から、
「ここに物質的・感覚的世界があり、ここから離れて霊的世界がある」
と言ってはならないということを、私たちは知っています。

物質的・感覚的世界は神霊世界に達しており、
神霊世界は物質的・感覚的世界のなかに入り込んでいます。

人間の五感は物質的・感覚的世界のなかに感覚存在のみを見ますが、
空気が広がっているように、いたるところに霊が広がり、
人間が物質生活においては通常の感覚でしか見ないものすべてに、
霊が波打っています。

…肉体のなかに生きる者と、霊のなかに生きる死者とを結び付ける絆は、
通常の意識の背後にあるとしても、現実的なものです。

…その心魂が死の扉をとおって私たちから去った時点から、
私たちのなかにあるイメージ、私たちを内的に貫くイメージが、
私たちのなかで生き続けます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ここまでです。

何だか難しいことは難しいですが、

「生の世界も、死の世界も、さほど変わるものではない」

と述べているようにも聞こえます。

なお、この『天地の未来』については、
アマゾンでも、新刊はないのですね。

中古だけで、しかも高い。
https://amzn.to/3T7sDM4

「生」と「死」について語られる、
今の時代にはなかなか貴重な本なのですけれども、

ともかく、こういうシュタイナーの語りも、現実の研究の面からは、
それほど荒唐無稽な感じでもないです。

2016年にイタリアでおこなわれた研究で、

「愛する人との死別後、相手に先立たれた大多数の人たちが、
 死後その姿や声や感触を体験していることがわかった」

というものがありました。

ずいぶんと以前ですが、2016年の以下の記事で翻訳しています。

 [記事] 愛する人との「死別後の出会い体験」の現実 :
 相手に先立たれたうちの60パーセントの人たちが、
 死後その姿や声や感触を体験していることが研究で明らかに
 2016年3月15日
 https://bit.ly/3J8yRq8

 (ブログ記事より)

 > この研究によれば、親しい人や愛する人が死亡した人たちのうち、
 > 30 – 60%の人たちが、たとえば、亡くなった相手が
 > 部屋の古い椅子に座っている姿を目撃したり、
 > あるいは、亡くなった相手から名前を呼ばれるというような体験をしている。

ここまで高い確率ですと、オカルトだとか気のせいとも言えず、
そういうものなのだろうなあと思います。

私の父は、私とはまるで異なり、下らない冗談等を言わない真面目な人ですが、
私が中学生か高校生くらいの時だったか、

「お袋が亡くなったその晩に、兄貴の背中にお袋がおぶさっていてさ」

というようなことを言っていたことを思い出します。

まあ、現在すでに大量死のときですけれども、

「大量死の時代」

は、これからも続いていくという世の中で、
「死の謎」は考えるところですね。

シュタイナーは、「生の謎も、死の謎も同じくらい謎」と言っています。

先ほどの「私は2022年8月に死にました。」の方のお母様は、

 「この惨事はこれで終わらないの。 これからもう一度同じ事が起きるわ」

等と述べていましたけれど、
どうなのですかね。

そこまで鬼のように攻めてくるのかどうか…。

というわけで、長いわりには、
実のない前振りを長々と申し訳ありませんでシタール (いいから)。

さて、本題です。

《今後 8ヵ月から1年以内に起きる可能性のある「崩壊」》

日本では、何だかよくわからないですが、賃上げとか、
初任給が大幅アップとか、そういう報道を見たりしますけれど、

「今、そういう局面なのかな」

と何となくは思っています。

企業倒産データなどを扱う帝国データバンクは、一昨日、

「倒産急増、14年ぶりの規模で、リーマンショック前夜と似ている」

とした記事を発表していました。

(報道) 倒産急増、14年ぶりの規模 「リーマン前夜」と情勢酷似]
という帝国データバンクの報告 (2023/03/08)

[倒産急増、14年ぶりの規模 「リーマン前夜」と情勢酷似]という帝国データバンクの報告

あるいは、日本の経常収支が過去最大の赤字だったり。

(報道) 日本の1月の経常収支が過去最大の1兆9766億円の赤字 (2023/03/08)

日本の1月の経常収支が過去最大の1兆9766億円の赤字

いろいろと不安定な要素はどこの国にもあるのですが、昨日、

「これは決定打ではないだろうか」

という情報というか報道を見ました。

「欧米の初期段階のスタートアップ企業の80%が2023年に破綻に直面している」

というものです。

米ゼロヘッジの記事で、新しい調査を取りあげていまして、
そして、これらについて米投資会社 IVP 社のベンチャーキャピタリストが、

「企業の大量絶滅イベントが起きる」

として、会社経営者たちに、強い警告を発したというものです。

「それが起きると、リーマンショックなど可愛いものにしか見えない」

とまで言っています。

まずは、その記事をご紹介します。

知らないビジネス用語がたくさん出てくるのですが、

・「スタートアップ企業」とは、革新的なアイデアで
短期的に成長する創業2~3年の企業をスタートアップとするそうです。

・「ベンチャーキャピタルファンド」とは、
スタートアップ企業や未上場のベンチャー企業に対して投資を行う組織。

・「シード」とは、創業の準備中の段階のことで、
 その前を「プレシード」と呼ぶそうです。

3月8日のゼロヘッジより
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

https://bit.ly/3T2N0tu

《ベンチャーキャピタルファンドは、2023年のスタートアップ企業の
「大量絶滅イベント」を見ている:「それは金融危機をジョークに見せるだろう」》

主要なベンチャーキャピタルファンドの投資家が、
比較すれば、2008年の世界的な財政崩壊が「軽妙な響きに見える」
ようになるとして、初期段階および中期段階のスタートアップ企業の

「大量絶滅イベント」

を予測している。

新しい調査によると、初期段階のスタートアップの 81% が
2023年に失敗に直面していることがわかった。

2022年8月から 10月にかけて、
アメリカとヨーロッパのスタートアップ創業者 450人を対象とした
国際調査が、調査会社のジャニュアリー・ベンチャーズ社によって実施された。

回答者の 61%がアメリカから、32%がヨーロッパからだった。

調査に参加した創業者たちは、
スタートアップの資金調達のレベルによっても分類された。

回答者の 48% はプレシード資金を調達したと述べ、
32% はシード資金を調達したと述べ、16% は資金調達を開始していないと述べた。

調査によると、5社中 4社のスタートアップが、
今年失敗のリスクにさらされており、
残りの「バーンレート」(猶予)は 12か月未満だ。

初期段階の新興企業の 80% 以上が消滅する絶滅イベントは、
2008年に住宅崩壊という形で大波が世界の金融システムを襲って以来、
最大のものとなるだろう。

ジャニュアリー・ベンチャーズ社の調査結果が発表された後の
ツイッターへの投稿で、ロサンゼルスに本拠を置く、
ベンチャーキャピタル会社アップフロント・ベンチャーズ社の
パートナーであるマーク・サスター氏は、
調査結果に同意し、5,000の初期段階のスタートアップ企業の半分を見積もった。

サスター氏の会社は過去 4年間に資金を提供しており、
現在廃業の危機に瀕している。

サスター氏は、市場が余剰資本であふれているため、
スタートアップの失敗の数は過去 7年間で「人為的に低く抑えられてきた」
と述べたとロンドンに本拠を置くインベストメント・モニター社が報じた。

「過去 7年間の損害率は、過剰資本のために人為的に低く抑えられている。
IM のレポートによると振り子が反対方向に大きく振れすぎるだろう」と
サスター氏は述べている。

同じツイッターのスレッドで、シリコンバレーに本拠を置く投資会社
IVP 社のベンチャーキャピタリストであるトム・ロベッロ氏は、
2008年の壮大な崩壊 (金融危機)よりも悪い、
初期段階および中期段階のスタートアップの「大量絶滅イベント」を予測した。

彼は以下のように書いた。

「予測:初期および中期段階の企業に大量絶滅イベントがやってくる。
 2023年後半から 24年にかけて、スタートアップにとって
 2008年の金融危機が軽妙な出来事に見えるだろう。

 以下に、いつ、なぜ、どのように開始するかを説明し、
 迫り来る大量絶滅イベントを生き抜くための
 創業者たちへの詳細なアドバイスを提供したい」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ここまでです。

「2023 年後半から 2024 年にかけては、ベンチャー企業が支援する
スタートアップにとって、2008 年から 2009 年にかけて発生した
世界金融危機よりも深刻な状況になるだろう」

と強く言っています。

実際には、資金の流れについて詳細に書いているのですが、
そのあたりには詳しくない私にはわからない面もありますので、
オリジナルの記事をご参照いただければ幸いです。
https://bit.ly/3T2N0tu

このロベッロ氏という方の書いていることが正しい場合、夏から秋以降、

「多くのスタートアップ新興企業が消えていく」

ことになるというのです。

それは、リーマンショックなどは比較にならない巨大なものとなると、
ロベッロ氏は述べています。

まあ……タイミングよくという書き方はよくないですが、今日、
アメリカで、テクノロジー系の新興・中規模成長企業向けに、
商業銀行サービスを提供する企業についての報道がありました。

(報道) 米国の新興・中規模企業向けに商業銀行サービスを行う
SVB社の株価が上場以来最大の下げ (1日で60%の下落) 2023/03/10

米国の新興企業向けに商業銀行サービスを行うシリコンバレー銀行Gの株価が上場以来最大の下げ (60%の下落)

報道には、

 > 証券ポートフォリオの損失と、ベンチャーキャピタルが支援する
 > 取引先企業の資金調達鈍化を受けて…

とあり、先ほどのロベッロ氏の言うような状況が、
顕在化し始めているというような感じもしないでもないです。

これはブルームバーグの記事ですが、
今朝、ゼロヘッジが、このことについてふれていまして、
以下のように書かれていました。

 > ベンチャーキャピタルファンドであるファウンダーズファンドは、
 > シリコンバレー銀行から資金を引き出すよう企業にアドバイスしたと
 > 伝えられている..
 >
 > 情報が非公開であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところによると、
 > 同社は投資先企業に対し、銀行から資金を引き揚げることに
 > マイナス面はないと伝えたという。
 https://bit.ly/3l0u8Pk

この後、このシリコンバレー銀行の株は、さらに下がり、
「1日で 70%の下げ」という状況のようです。

それで、このベンチャーキャピタリストであるトム・ロベッロ氏は、
さきほどの投稿で「スタートアップ創業者たちへのアドバイスをしたい」
とありますが、それは以下のようになっていました。

私は企業経営とは無関係ですが、
もしかすると、読者様のどなたかには役立つ話かもしれないと思いまして。

トム・ロベッロ氏の投稿より
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

《生き残るために:アーリーステージの創業者が取るべき7つのステップは次のとおり》

1. 2023年の大洪水の前に、今すぐ、または予想より早くドルを調達してください。
失敗した場合は、後でいつでも再試行できます。
しかし、待ってから試して失敗すると、まあそれは……。

2. レイオフおよびカットバーン (※ 植物の伐採のこと)をしましたか? 
したのなら素晴らしい。さらなるカットバーンが必要です。
「あると便利」的ものは削減して、コアの研究開発への資金提供を続けて下さい。

3. 評価(株価など)を気にするのではなく、生き残ることに焦点を当てて下さい。
あなたのエゴやアンカリング・バイアス
(※ 人が意思決定をする際に、なんらかの「基準」を持つことによるバイアスで、
判断に何らかの影響を与えてしまうこと)
に負けてはいけません。上場企業の株価はマイクロ秒ごとに上下します。
株価の変動は致命的ではありません。問題は資金難です。

4. 中期および後期のスタートアップ企業の場合、
Cレベル (※ 組織内の高位の役職を表す)の役割を持つ
経験豊富なエグゼクティブを採用し、一部の規模の企業にとっては、
プロの CEO を採用することを意味する場合さえあります。
うまく行けば、それにより創業者は自分の強みを発揮できます。

5. より良いユニットエコノミクス (※ 1顧客あたりの採算性)を
成長のためにトレードしましょう。今年の成長率は誰にとっても低下しています。
お金を集めるときに、それはすべて相対的です。
ユニットエコノミクスをうまく利用できれば、
後でいつでも成長を加速させることができます。

6. カードを正しくプレイし、生き残り、攻撃を続けましょう。
市場シェアを構築して獲得するのに最適な時期は、
競合他社が衰退または後退しているときです。
2021年は、スタートアップを構築するのに最高の年だと感じましたが、
高成長株を購入するのに最高の年でもあるように感じました。
今もその時です。

7. 対策が決定的であること。中途半端な対策が成功することは
めったにありません。

https://bit.ly/3T2N0tu
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ここまでです。

仮に、もし本当に、 IT系などの新興企業の 8割などが、今後の 1年などで、

「消滅」

した場合、その影響は、環状的に拡大するようです。

日本の場合でも、たとえば、ソフトバンク・グループのように、
新興企業に大きく投資している企業などは……うーん。

繰り返して書きますが、私自身、経済とか金融とかには詳しくないですので、
自分の考えは書きません。

しかし、最近の報道を見ていますと、

「徐々に近づいている」

という感じはないではないです。

「逆イールド」という金曜用語があります。
以下のように説明されるものです。

 > 短期金利が長期金利を上回り、イールドカーブ(利回り曲線)が
 > 右下がりの曲線となっている状態のこと。
 > 市場関係者が将来的に金利が下がるとみている場合に起こる現象で、
 > 一般的に景気後退の兆候として捉えられる。 (野村證券)

これが、「過去40年で最大の深さになっている」ことを、
今日のブルームバーグが伝えています。

(報道) 国債の逆イールド、1981年以来の深さ-ハードランディング示唆
(2023/03/08)
 https://bit.ly/3JsOOc1

 > パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が7日の議会証言で
 > ピーク金利の上昇を示唆したことから、
 > 米経済がリセッション(景気後退)に陥るとの見方が債券市場に一気に強まった。

本格的な始まりではないにしても、「徐々に」
もしかすると、史上最悪の景気後退、あるいは金融崩壊が迫っている

「かも」

しれないのです。

米ヘッジファンド大手シタデル社の最高経営責任者兼創設者は、
ブルームバーグとのインタビューで、FRBがインフレに対応するにつれて

「不況が展開される準備が整った」

と語ったことが報じられていました。
https://bit.ly/3ZzD7WU

ゼロヘッジは、それらの分析から、

「イールドカーブが100bpsを超えて反転する場合、
リセッションはすでに進行中か、または8か月以内に始まる」

としています。
https://bit.ly/3ZzD7WU

また、我らがアメリカ大統領は、昨日、

「25%の「ビリオネア税」を要請へ」

としたそうです。ブルームバーグが伝えています。
https://bit.ly/3LfZ0Gf

 > 木曜日に発表される予定のバイデンの議会への予算要求では、
 > 億万長者に対して25%の最低課税を行うとしている。
 > また、投資に対するキャピタルゲイン税率を
 > 20%から39.6%にほぼ倍増させ、
 > 企業や米国の富裕層に対する所得課税を引き上げるとしている。

うーん……。

アメリカには、債務上限の問題もありますし、
夏くらいまでには、遅くとも秋の終わり頃までには、
なかなか混沌としてくる可能性がありそうです。

まあ、経済的な混沌に関しては、悪いことのほうが多いでしょうが、
「ちょっとだけ」希望的な観測の部分もあります。

悪いほうの最大の問題は、もちろんいろいろとありますけれど、

・主要国のサプライチェーンと食糧に問題が及んでくる

こともあると思います。

以下の記事で書きましたけれど、
今、イギリスでは野菜が消えていっています。
https://bit.ly/3Yvr4II

この理由というのが、

 ・主な野菜の輸入国だったスペインや北アフリカの農作状況が悪い

 ・英国内の生産者たちが、経費の高騰のため、十分な農作をしていない

などがあるのですが、そのスペインや北アフリカを含めて、

「どこもかしこも干ばつになっている」

のです。

イギリスの野菜不足は長期化するかもしれません。

以下の記事では、フランスの状況を書かせていただいています。

[記事] まだ春前なのに、ヨーロッパを蝕みつつある前例のない干ばつ。
 食糧問題はほぼ確実に加速する見込み
 2023年3月9日
 https://bit.ly/3ZThX5N

最近の日刊ゲンダイでは、

「日本のコメ生産者のうちの9割が赤字に転落する可能性がある」

ことについて、農林中金総合研究所の主任研究員のレポートが説明されていました。

・[日本人がコメを食べられなくなる日が現実に]という記事
 https://nofia.net/?p=10125

また、世界第 3位の小麦生産国であるインドが、

「干ばつによる不作で、小麦の輸入へ」

ということも報じられていました。

・世界第3位の小麦生産国であるインドが、不作のため、
 小麦の「輸入」を開始する可能性が高まる
 https://nofia.net/?p=10134

今、インドは人口で世界で一番になったと見なされていますが、
こんな大きな国と、そして、仮に中国の農作状況が芳しくない場合、

「壮絶な穀物の奪取争いが始まる」

のは目に見えています。

最近の食糧関係の報道には明るいものがあまりありません。

グロ・インターナショナルという食糧安全保障に関するサイトの、
ここ数日のの見出しは以下のようなものが並びます。

・大気中の川の嵐が米国の農産物供給の苦境を悪化させる
 https://bit.ly/3ZRbcRW

・米農務省、再びアルゼンチンの大豆、トウモロコシの見通しを下げる
 https://bit.ly/3ypK2G4

・米国の大豆作付面積は4年ぶりの低水準に縮小と予測
 https://bit.ly/41YhIIr

・気候変動によりブラジルのコーヒーの収穫が危険にさらされている
 https://bit.ly/3LeG3E4

こういう状態の中で、経済的な問題が世界的に生じますと、
カオスが起きやすいとも言えるかもしれません。

日本にしても、「コメがあるから大丈夫」という考えは、
もはや当てはまらないかもしれません。

肥料価格や経費の上昇で、先ほどのように、
9割のコメ生産者たちが、赤字に陥る可能性があるということで、
農作人口の高齢化を考えますと、

「離農が増加する」

ということも避けられないのではないでしょうか。

ちなみに、長期間にわたって続いたラニーニャ現象が終わり、
今度はエルニーニョが発生する確率が高まっています。

一概には言えないですが、エルニーニョが発生した場合、
傾向としては、

「日本は日照不足と、冷夏になりやすい」

とされています。

1993年に「平成の米騒動」と呼ばれたコメ不足が日本でありましたが、
この原因は「冷夏」でした。

気温や気候についてどうなるかはわからないですが、
そういう中での経済の混乱は、かなり良くないことだとも思います。

そして……良いこと……。

いや、良いことという表現は変ですが、
混乱があまりにも高まった場合、

「次の大量ワクチン接種キャンペーンが延期などになる可能性もある」

という気もしないでもないですが、
しかし、こればかりはそんな希望的に行きますかどうか。

投資されている方は、今後数ヶ月は特に注意する時期だと思います。
(上か下かは関係なく)

また、今後は「債務を作らない生活」の方向がいいかもしれないですね。

現在は、世界中で、みんな「クレジットで物を買い続ける」状態になっています。

 ・アメリカのクレジットカード債務が史上最大の130兆円規模に
 https://nofia.net/?p=9901

 ・韓国のクレジットカードローン残高が過去最高の約3兆円に
 https://nofia.net/?p=5615

すでにどちらの国でも、返済の停滞が起きているようで、
韓国の金融研究院の研究委員は、

「多重債務者が借り入れで返済を賄っていて
 …ドミノ式に不良債権の爆弾が爆発しかねない」

と述べていましたが、アメリカも同様だと思われます。

まとめますと、以下のような爆弾が、
比較的爆発に近くなっている可能性がある、ということでしょうか。

 ・欧米の新興企業の消滅イベントが近づいている

 ・それと連動した銀行の問題が表面化する

 ・経済危機の中で、農作が壊滅的な影響を受ける

 ・農作にとって、気候はあまり良くないほうに向かっている

 ・どの国も個人の債務が多すぎて、これが大きな爆発につながる

まあ、もちろん、そんなに派手なことは起きないかもしれないですが、
「少しの規模のことは起きる」はずです。

ともかく、「いつ混乱が起きてもいいように(心の)準備はしておく」
ということは、悪いことではないと思います。

そんなわけで、前半と後半がまるで異なる内容となってしまいましたが、
大量死と経済混乱というカオスに突入する可能性はあります。

今日の前半を書いていた時、自分の子ども時代を思い出していたんですが、
何度か事故(崖から落ちたりとか、屋根の雪につぶされたりとか)
を経験していまして、そのこととか、
「架空っぽい友だち」とか、そういうことを思い出していました。

この世はそこそこ不思議ですよね。

今日は暖かいというか、風がないときは「暑い」ほどでした。
予想最高気温は、20℃とかでそんなに暑い気温ではないのですけどね。

昨日あたりからは、3月初旬とは思えない感じです。

皆様も熱中症などにお気をつけ下さい(早いな、おい)。

そういえば、「竹の花」がまた咲いてきましたね。

 ・沖縄の宮古島で竹の花が一斉に開花する
 https://nofia.net/?p=10165

 ・神奈川県で120年に1度ともいわれる竹の花が開花
 https://nofia.net/?p=10119

 [記事] 120年に1度しか咲かない「竹の花」が日本各地で開花し続けている。
 そして歴史から見るこの示唆は不吉などではなく
 「完全なパラダイムシフト」への徴候かと
 2019年4月24日
 https://bit.ly/3yqiQH9

このあたりまでとさせていただきます。

何か緊急のことがありましたら、「あなたの東京新聞」(それあるから)
などでお知らせさせていただきたいと思います。

失礼します。

In Deep
岡 靖洋

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