再録 奇跡の道 その40~この世界におけるあなたの機能は、ただ自分は・・

「この世界におけるあなたの機能は、ただ自分は何も知らない
という認識のもとに、自分が何を望むかを自分で決断を
しないという決断をすることだけである」

すこしややこしいですね。
普通はいろんなことを学んで
知識を増やし、どのようにして裕福になったり
幸せになったり、成功したりしようと、得られた知識を
基盤にして、判断しているのが人間ですね。

どんなに知識を増やしても、自分が何も知らないとは
どういうことでしょうか。

「阿保」になれということかな。?(笑)

宮沢賢治も「雨にも負けず 風にも負けず」の中で
言ってますね。

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「・・・ミンナニ デクノボウトヨバレ ホメラレモセズ
クニモサレズ ソウイウモノニ ワタシハナリタイ」

宮沢賢治記念館

ただ心から湧き上がるままに生きろということでしょうか。

「隼」で知られた故糸川秀夫博士もおっしゃいました。

「この世界のさまざまなことを学び、世界中に
多くの友達がいて、また世界を旅して、人は知らないことは
ないくらいに思っているでしょうけれど、私の知っていることは
ほぼ0に等しい。」

糸川博士も真理をご存じだったのかも知れません。

自分がこの世に生まれさせていただいて、
生まれ出た環境や縁のあるお人に影響されて
たくさんの自我という「攻撃」手段をもちます。
そして肉体を持たされている間中、幾度も幾度も
気が遠くなるくらいの数を判断します。
そのようにしてこの世界を生かされます。

それなのに、人間の機能はただ一つ。
何も知らないと深く認識し、望むことを
決断しないという決断のみとは。
それが唯一の機能とは。

これまで培ったあらゆる知識をそのままに、
決して判断せず、ほんとうは心の中が知っている
ただ一つのことから湧き上がる気持ちが大切なのでしょうか。

それなら誰にでも出来そうです。
ただ今までの癖「自我」を恐れずにまず消滅し、
こころから湧き上がるものだけを頼りにすればいいのかも。

湧き上がる唯一のものを「愛」と呼びます。
元一つだからです。

「私たちが共に出かける旅は、闇を光に
交換し、無知を理解に交換する旅である」

「この世界におけるあなたの機能は、ただ自分は何も知らない
という認識のもとに、自分が何を望むかを自分で決断を
しないという決断をすることだけである」