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今回は「いっぷくからありがとう」さんの2023年05月21日「心暖かな者」と2023年05月22日「徳を積む意味」の2つの記事を紹介します。
「心暖かな者」
私たちはよく、誰かにこう動いて欲しいとか、、
自分の都合の良いように、相手が動いてくれることを望みます。
そして、そうならないと、失敗したのは、うまくいかなかったのは、あの人のせいだと、
相手を恨んだり、憎んだりします。
ですが、私たちは決して、相手を自分の都合よく動かすことなどできません。
たとえ家族であっても。今日は、小林正観さんのお話をご紹介します。
<引用開始> 引用元
「もっと言うことを聞く子になって欲しい」とか、
「もっと理解のある親になって欲しい」と言う人、たくさんいると思います。
しかし、相手に変わってもらいたいと言っている間はダメでしょう、
自分が変わらない限りは。
自分が、相手に対して、
・気に入らない
・おまえは間違っている
・ああしなさい、こうしなさい
と言っていたなら、人間関係はどんどん悪くなります。
絶対に話など聞いてはくれません。
人間関係が悪い状態で、あれをこうしろ、これを解決しろと言っても、ダメなのです。
まず、人間関係を作ることでしょう。
親だから偉い、と思うのではなくて、
相手から信頼され、慕われるという関係になったほうが良いと思います。
皆さんが学校で教わってきた解決方法は、自分の考えを、
・いかに論理的に組み立てるかとか、
・いかに説得力を持たせるか
ということだったと思います。
論理と説得力で相手を説き伏せるやり方です。
それで解決できているのならそれでも良いのですが、
もしも行き詰っているとしたなら、解決方法が一つあるのです。
それは、「やわらかな、あたたかい人間関係を作ること」、
そして、その第一歩は、心がこもっていなくてもいいから、
「ありがとう」を言ってしまうこと。
ずーっと「ありがとう」を言って、感謝をし続けていく。
そうすると、人間関係が変わります。
「ありがとう」というのは、その人の「在るがまま」を全部認めてあげるということです。
あなたが人間関係を作りたいと思っている人のことを考えてみてください。
その人が、こっちの方にきたら「ありがとう」と言えるけど、
こっちではなく、向こうへ行ってしまうのなら
「ありがとうとは言えない」ならば、人間関係は作れません。
その人が持っている性格や行動のすべてを含めて、
あなたが、ありがとうと言えるようになれるかどうかです。
人間関係ができてしまうと、個々の問題は問題ではなくなります。
それができていないから、多くのトラブルや問題の解決は、皆、
・どちらが正しいか
・どちらが論理的であるか
・どちらに説得力があるか
という方向に話がいってしまいます。
・正しいことを言えばわかってもらえるとか、
・正義はいつか必ず勝つのだとか、
私たちはそう教えられてきました。
正しいものが強いのではなく、「心優しく温かな方が強い」のです。
人間関係があたたかいものでできていれば、問題がどんどんクリアされていきます。
しかし、人間関係が作られていなければ、
いくら正しいことをこちらが主張しても問題は解決しません。
<引用終了>
正しい者ではなく、心優しく温かな者の方が強い!
理屈や理論の正しさではなく、温かな気持ちを持つ者が強い・・
温かな気持ちとは、どんな気持ちでしょうか?
・優しい思いやりの気持ち
・許し合うお互い様の気持ち
・おかげ様の感謝の気持ち
誰かに笑顔で、「ありがとう」と言われれば、
心の共鳴現象が起きて、きっと、心が温かくなり、味方になってしまいますね。
些細なことは気にならなくなり、相手の立場に立って
協調して行こうという気持ちも芽生えてきますね。
敵だった者が、一瞬で味方に変わります。
これから地球が向かおうとする、高度に進化した宇宙文明は、
神々の世界のように、このような温かな心の人たちが生み出す、調和した世界なのでしょう。
地球が精神性を重視する世界に舵を切った今、
私たちは、個々ひとりひとり、自分の心の赴くままに、
自分の心の波長に同調する世界に、進んでいくことでしょう。
あなたはどちらの世界に進みたいですか?
「徳を積む意味」
このブログでも何度も角度を変えて、徳を積むこと、それも、陰徳を積むこと。
そして宇宙の法則である、与えたものが、受け取るもの、というお話をしていますが、
今日は、浜松医科大学名誉教授の高田明和(あきかず)さんのお話をご紹介します。
<引用開始> 引用元
何か他人に尽くし、それがその人に感謝されなくても、
私たちの業に貯金されますから、そこから褒美が返ってくるのです。
運がよくなり、評判がよくなるのです。
これは、他人に嫌なことをした場合も同じです。
私も他人の悪口をいったことがあります。
不思議なことにそれが回り回って、自分の耳に返ってくるのです。
まるで一周回ったかのようです。
そしてその悪口が本人に聞こえたかのような結果になりました。
その人と私の関係が悪くなったのです。
それが「悪因悪果(あくいんあっか)」です。
このように、人の行い、人の言葉というのは、因縁の渦の中で回り、
最終的には全て自分に還ってくるのです。
偶然助かったとか、あれが起こったら大変なことになったのに起こらなかった、
などと胸をなで下ろした経験はないでしょうか。
一方、その大変なことは別の人には起こっているのです。
だから、自分にそのことが起こらなかったと安堵するのです。
じつはこれは、私たちがなした徳の結果がこのように表れたのだと思っています。
何か他人に尽くした時に、すぐにお礼をいわれ感謝されるのと、
万一の偶然に、奇跡的に助かるのとどちらがよいでしょうか。
もちろん後者でしょう。
このように考えると、自分が他人にしたことが、
他人にはあまり理解されず、感謝もされないけれども、
徳を積んだおかげで、自分や家族に不運が起きない方が
はるかに恵まれていると考えないわけにはいきません。
ですから、「恩を仇で返された」などと怒ることはないのです。
恩を与えたその人などはたいしたことはないのです。
もっと重要なことで、幸運に恵まれた方が どのくらいよいかわかりません。
何かをする時に相手に感謝を求めるよりも、それが自分の幸せになると考えるべきです。
<引用終了>
宇宙の法則
投げかけたものが返ってくる
投げかけないものは返ってこない。
愛すれば 愛される。
愛さなければ 愛されない。
嫌えば 嫌われる。
嫌わなければ 嫌われない。
裁くものは裁かれる
裁かないものは 裁かれない。
意地悪をすれば、意地悪をされ
蔑(さげす)めば、蔑まされ
罵(ののし)れば、ののしられ
強い言葉を吐き出せば、強い言葉を返される
許すものは 許される。
許さないものは 許されない。
施せば 施される
優しくすれば 優しくされる
笑顔を向ければ、笑顔が帰る
助ければ、助けられる
励ませば、励まされる
勇気を与えれば、勇気づけられる
感謝すれば、感謝される
誰かに何かして欲しいことはありますか?
・優しい言葉をかけて欲しいですか?
それなら誰かに優しい言葉をかけてください
・笑顔を見せて欲しいですか?
それなら誰かに笑顔を見せてください
イエスの語った言葉で一番大切な言葉。。
「イエスの黄金律」と言うものがあります。
そこにはこう書かれています。
「自分がしてもらいたいことを、他の人にも、同じようにして あげなさい。」
これは何も独りよがりの善意の押しつけをしなさいと言っているのではありません。
自分の目の前にいる人が、今何を必要としているか、想像力を働かせて察しなさい。
そして、その通りにしてあげなさい。
そう、仰っているのです。
この中で、何か、ご自分でもできそうなことがありましたか?
ただ、自分がして欲しいことを、周りの人にして差し上げるだけなんです。
自分がして差し上げる相手は、身近に居る、誰でも構いません。
巡り巡って、必ず自分に帰ってくるようになっていますから。
投げかけたものが返ってくる、投げかけないものは返ってこない。