光文書 (ヒカリモンジョ) Vol.800+30+88 一万戸柱とは

光文書
(ヒカリモンジョ)

Vol.800+30+88
一万戸柱とは
精神学協会には、イチマントバシラという言葉が天から授けられています。これは、いまの日本の立て替え立て直しのためには、一万と十柱の神格を持った人間が働くことが求められているともいえるのですが、この二千二十四年に到って、日本列島の少子高齢化問題を解決する世のあり方の提示なのだということが判明したので、今回はその報告です。日本の戦後、今日までの資本主義の時代は、サラリーマンの働き方が普通でしたが、それは、人類の歴史でいうと、異例な期間だったということです。

現在の地球の先進国というところで、人口は減り続けています。それは、子供が大人になるまでのコストが途方もないものになる一方、大人になって経済活動に参加するようになっても、ほとんどの場合、成長のために投じられたコストに見合う収益性がないためです。
昔は、親は子供を育て、老後の面倒を見てもらうという、経済的相互依存の関係が成立していました。
それがなくなったのは、農業であれ、商工業者であれ、家業というものが消滅しつつあるからです。江戸時代は、武士も家業だったのです。
日本ではなく、資本主義が極限にまで進んだ、アメリカにおいて、家業というものはほとんど消え、農業ですら、家業というより、大手穀物メジャーへの納入業者のような地位にまで落ちています。それは、独立した事業体としての家業ではありません。

自分たちのリスクで、モノを作り、売り、経済を回していくなりわいが家業の本来の姿です。
資本主義が終わりに近づく、この時代に、ヨーロッパの植民地の侵略を受けたイスラム文化圏の人々が、大挙ヨーロッパへ、種々な理由で移住していますが、彼らに少子高齢化というものは起きようがありません。イスラム教徒はLGBTなどは関係なく、イスラムの平和という理念で生きているからです。そのイスラムの平和とは、皆がイスラム教徒になることであり、そこにキリスト教徒やその他の宗教の信者との共存共栄という概念はありません。イスラム教というものは、子供たちをたくさん産むことで、イスラム教の人口を増すことが、キリスト教、ユダヤ教との歴史的対立に勝利する道だということを知っているともいえます。イスラエルという人造国家が、戦前の日本の家族制度をモデルにして、人口の増加を目指しているのにも、理由があるということです。
日本は、経済成長というものを、国民のサラリーマン化という産業政策で達成しましたが、そのツケが、これから現われて、人口減少が続きます。
ここで、日本列島が、世界でも唯一の、一民族、一言語による単独の文明を維持していくための、人口というものを改めて考える必要があります。
文明を単一の言語で維持するための人口は、たぶん、一億前後だと考えられます。
このまま行くと、日本の総人口は八千万人程度にまで減少しますが、そこから一億にまで日本人を増加させる道として、天が示しているのが、一万戸柱というものです。
どういうことかというと、一万人の覚醒者、救世主が世に出て働くだけでなく、一万戸の家族を養う、新しい家業を作れということです。
労働力は、この先、日本では不足し続けます。仕事が家業となるならば、その労働力の不足を解消するには、子供を産み、育てればいいのです。
神が、あるいは、精神界が、人間に働いて欲しいというような仕事は、かつてのように、農業や手工業といったものだけではありません。コンピュータなどの先端分野も、その家業であって良いのです。
すでに、日本では、大企業であっても家業の精神を忘れなかった会社が、国の法律によって、その家族精神では運営できない時代を迎えていますが、それらの過去の経験をもとに新しいビジネスモデルが生まれることになるはずです。
それは、左翼と呼ばれる無神論者のグループが指導してきた労働運動に基盤を置いた労働者というものの概念の先にある、新しいタイプの労働力の出現を意味します。
この新しいタイプの働く日本人が出なければ、株主資本主義というものを克服した新しい日本経済は生まれないということです。日本の未来を考える人間に期待されているのは、精神学を学んで、新しい事業を生み出すことと、子供を産み育てることを同時に考えられる能力なのです。
一万社の家業が、日本を救うことになります。
神紀四年(二千二十四年)六月十三日 積哲夫 記

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