常岡一郎 一日一語 運命をひらく言葉 4 「われに勝つ 2」 致知出版社

 「われに勝つ」という。この場合のわれとは何であろうか。それは自己の我執である。わがままである。きままである。朝寝、無精、屁理屈・・・である。見にくい我執である。これに打ち克って朝も早く起きる。人のいやがることを、いそいそと果す。わがままを捨てて勤めきり。つくしきる。そうして人を喜ばせる。これが「われに勝つ」ことである。