告発 (MURDER IN THE FIRST) 2004,10,27 ・・・
おおいに盛り上がった日本シリーズも結局は西武ライオンズの優勝で幕を閉じた。ドラゴンズファンではないが、今年の落合ドラゴンズは本当によくやったと思う。日本一にはなれなくとも彼らは本当の勝利者達だ。勝負事に限らず何事も結果がすべてという考え方はある意味正しいと思っているのだが、それとは別に真の勝利者は勝ち負けを超えてどれだけ与えたかであろうか。補強なし現有勢力のままで闘うという落合監督の方針はマスコミや評論家のかっこうの餌食となり酷評された。野球をなめているとまで言われた。
それがあのセリーグ優勝、日本シリーズも第七戦までもつれこんで惜しくも敗れたのだ。落合監督は選手に与えつづけたのだ、態度、表情、そして言葉で、それは選手から選手そしてファンからファン、そして最後は監督へフィードバックしてあの涙となったのだろうか。
今日は久しぶりに映画”告発”を見た。ケビン・ベーコン演じるヘンリーがラストシーンに僕は負けないと言っていた。独房の壁にはヴィクトリー(勝利)とあった。10年前にこの映画を見たときはわからなかったが何度も見るうちに勝つということは与えることと気づく自分がいた。
何回も見てしまう本当にいい映画だ。