億念の信  


「億念の信」

以前の「感動を伝える」から掘り出した、
「仏様の言葉」。
名古屋から今は山梨に越されたお寺の大西唯心さんの
投稿だった。
「今のままがちょうどいい」そのことを悟ったら
「億念の信」。
母はちょうど20年前の5月18日に逝った。


歩行補助具につかまってうつむいて、
「なんでこんな病気になっちゃったんだろうーー。」と
つぶやいた言葉のもの凄さ。
母は「億念の信」を得られなかったのだろうか。
それとも、もしかして身体から抜け出るときに
すべてのヒトがそれを悟るのだろうか。
11月3日、文化の日が母の誕生日。
「しっかりやっているか?」
「人の役に立っているか?」
問い掛けられてなんとしようーー。
一ヶ月も現実のことがらにドップリつかる環境を
与えられれば間違いなくそれまでの積み上げは
すっかりと消え去る。
食や肉にはおぼれやすく、名誉やかたちへの執着は絶ちがたい。
まだまだいっぱいのことあるよ。母さん。
たくさん許してくれたあなたに今はなにも
許すことができない。
もう7年もすれば、あなたの年です。
ありがとうございます