ユビキタス

動画や音声をリアルタイムで
受け取ることができる時代が来る。
ケイタイに代表されるように、
移動体通信が全盛となり、
いつでもどこでもほしい時にほしい情報を
得ることができるユビキタス時代の到来だ。
有線通信に関して、ADSLはヤフーによって格安になった。
今、光通信がそれを凌駕しようとしている。
光通信での競争が激化をはじめると
すかさずギガビット時代のさきがけで、
1G(1000メガ)の光プレミアムに移行するNTT。
そしてこの秋からのコンセントによる光通信も
始まる。(電力系)
将来は超高速通信のテラ(1000ギガ)ビット時代へと向かうことは確実。


一方無線通信では、ケイタイ大手3社の過激な囲い込み合戦が
限りなく続く頃、コンテンツを重視したあらたな
ケイタイ会社が参入してくる。
その序章は2007年の春。
移動体通信の大容量化が始まる。
そしてしだいに冒頭のリアルタイムな映像、音声の
配信が始まっていき、要は情報の内容すなわち
コンテンツの競争へと移行していくのだろうか。
そこへはテレビ会社、エンタテーメント関係会社、
投資会社、商社など多彩なあらゆる業界の会社が
資本注入をし、必死に囲い込みを図ることだろう。
どこまでいっても現実の1対1の直接の関係には
遠く及ばない通信の仮想世界だけれども、
あくまでリアルを求めるための道具だと理解すれば
こんなに便利で、昔からの体験を何倍もの速さで
欲求に到達できることだけは事実かも知れない。
そして手紙もハガキもメールも、
いのちという感覚にたてば、重さは
変わらないように感じてしまう。
世の中のあらゆる世界での、はじかれが
表面に物凄いスピードで暴かれる。
それも通信による加速度的な効果といえる。
隠しておくことができない世の中がきている。
私たちは望めば現今のすべての情報が
つまった図書館を持ち歩くことができるのだ。
そしてその図書館で何をするのかは、
出逢いが教えてくれるのだろうか。
オールインワン、ひとつの移動体機器で通話とインターネットと
データ通信が可能な時代、それも格安で。
そんな時代が来て、始めてきづくことはいったい何か、
多くの人間はきっと試されることだろう。
そして気づくのだろうか。
結局初めから、何もなかったことに・・・。