致知出版社 一日一話 読めば心が熱くなる・・ 第二弾 6 「息子からの弔辞」

井坂 晃 ケミコート名誉会長

 七月二十九日の十一時少し前に、葬式の会場である九十九里町片貝の公民館に入った。会場の大部屋は畳敷きで、棺の置かれた祭壇の前には、すでに遺族と親戚の方々が座していた。私は中川夫婦に黙礼をして後方に並んでいる折りたたみ椅子に腰掛けた。祭壇の中央では、個人の遺影がこちらを向いてわずかに微笑んでいる。ドキリとするほど二枚目で、その表情からは男らしさがにじみ出ていた。会場には私のほかに高校生が五、六人、中学生の制服を着た女の子が数人。そして私のような弔問客が三十人くらい座していた。広間に並べられた座布団の席はまばらに空いていた。
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奥の院通信から R4 5/22 「陰謀論虚妄説」

https://okunoin.fc2.net/blog-entry-945.html

一昨年2020年末のアメリカ大統領選挙から既に一年半過ぎようとしている。この間、「DS(ディープステート)」や「Qアノン」「ネオコン(新保守主義)」その他、いろんな特殊な、これまでは聞き慣れない言葉が生まれ、使われ、この連中が世界全体を支配していると確信することが増えてきた。メディアはほとんど扱わないし、まともに議論されることはない。

 ところが、これらディープステートがこのことに言及する場合は、全てこれは「陰謀論」として扱われる。しかも、この陰謀論者の中には、アメリカ人の陰謀計画に参加している者はいない。昔から、陰謀計画には必ずと言っていいほどに、ユダヤ人が関わっているからである。陰謀論者はほとんどが反ユダヤであり、彼らは反ユダヤ主義者である。
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2705「私たちが来たところ」2022.5.22  自分で自分を自分するから

https://tenmei999.blogspot.com/2022/05/27052022522.html

今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2022年05月16日の記事を紹介します。

「私たちが来たところ」

今日は、皆さん忘れてはいますが、私たちが生まれる前に居た世界、

そして亡くなった後に、帰る世界のことを書きたいと思います。

皆さんの中には、もう先に帰られたお子さんや、ご家族が居るかもしれません。

または、ご本人が、もうすぐ帰ろうとしている方も居るかもしれません。

今日のお話は、その世界がどんなに神々に近い場所であったか。

全てと繋がった感覚を持って、生きていたか。

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致知出版社 一日一話 読めば心が熱くなる・・ 第二弾 7 「咲子はまだ生きていた」

藤原 咲子 高校教諭・エッセイスト

 病との戦いに奇跡的に打ち勝った母は、やがてその壮絶な引き上げ体験記「流れる星は生きている」を書き上げ、作家藤原ていとして一歩を踏み出しました。だがそこにいたのは私がずっと待ち続けてきた暖かくて優しい母ではありませんでした。幼子三人の命を失うことなく引き揚げという苦境を乗り越え、成功者として社会から讃えられる母だったのです。私は兄たちよりずっと厳しく育てられました。少しでも甘えようものなら「あんなに苦労して連れ帰ったのに、いつまでもわがままいうんじゃない」という言葉が返ってきました。
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