昨夜は冠之会。
もう10年目を数える。
当初のメンバーとほとんど入れ替わった。
メンバーが入れ替わっても続く集いは
まれかも知れない。
その懇親の場で不思議なお話を伺った。
物体の自己移動の話だった。
すでに五日市さんの指輪の話や徳川さんのネックレスの話の
体験をきいていたが、今度は住田さんからだった。
何処へ 020911
光を語ればすべては見えない。
私たちは見える所に生かされている。
ビルの端にかかる夕陽をみると
ビルの一部が消えてしまう。
あまりににぶいそして粗い光の中で
生かされているから物がみえるのだろうか。
アンデルセンの久村さんが壁に腕を通した。
そして抜いた。
石黒家の人々 020903
子供たちのにじみ出るような笑顔。
なんだろう。
原始生活をおくる家族には、
自然食も地震対策も食糧危機もない。
時々通る工事用ダンプや突然現れるまむしさんに
気をつけるくらいのこと。
あちらとこちら
600畳はあるだろうか。
木曾岬(きそざき)温泉の休憩場。
ここの正面に、昔懐かしい舞台があって、
なんとか演歌アカデミーの生徒さんや先生が
演歌している。
温泉客の常連さんとデュエットしたりも。
広いくつろぎの畳の上に寝そべって、
寝息を立てる人もいる。
酔っ払って、歌手の人に絡みつく男性。
歌は演歌。
聴衆の平均年齢は50歳を超えている。
なつかしい雰囲気はもうどこかに消え去った情景。
時は流れて 020830
朝通勤の車中で信号待ちをしていた。
目の前の太平通り(国道)の端を左側通行であるく
ひとりの中年女性が目に入った。
車道を歩いているのだ。
白いブラウスに黄色いスカート姿。
うつろな表情で黙々とそしてふらふらと歩いている。
ものすごいスピードで女性のヨコを通過する車の群れ。
彼女にとって法律も恥じらいもそして生きる目的も
何も意味をなさないかのよう。
イスラエル ネボ山 010531
魂の旅 ~ネボ山・イスラエル失われた民族を訪ねて~
モーセロミュロス。40年間にわたって、30万人の民を
従え約束の地をめざした人。
1999年5月。その約束の地エルシャライム(エルサレム)をはるかに
臨むネボ山にたっていた。
故糸川英夫博士の想いと遺骨を届ける旅は、糸川博士の愛弟子
・津のAさんの企画だった。
1948年イスラエルは建国宣言された。初代首相は、故デビ
ッド=ベングリオン。ベングリオン首相の建国の志は、
「荒地を緑の地にかえよう」
だった。そして世界に散りじりになった民族同胞はイスラエル
に戻れと鼓舞し、先住民族ベドウィンの緑地化技術を世界の人
々に教え伝えようではないかと宣言したのである。
文読む月日 020828
会社で社員さんを採用する基準は順番でした。
最近は増員を考えたこともないですが。
すなわち縁です。「こちらはあなた様さえよろしかったら
採用させていただきます。明日中までにお返事ください。」
といって集まったひとびとの集団が今の会社。
こちらではとても優劣をつけることなどできません。
だから順番なのです。
会社の業績が落ちてくると必ず人員カットが
もっとも早い効果的な経費節減と、企業は考え実行します。
入っていただくときはあんなに願ったのに。
困ったら裁いて切るのです。
死なないでいる 020826
四日市での「読書会」終了後のお別れ。
O先生は車が見えなくなるまで見送ってくださった。
私は種田山頭火のことばを思い出していた。
俳人山頭火は松山の友人大山ご夫妻の家へ
いつもふらっと顔をだした。
旅にでるとたえず行方しれず。
たまに旅先からはがきをくれた山頭火。
忘れたころにまたふらっと大山邸に顔をだす
山頭火であった。連絡は勿論なしに。