アメリカがチャイナの終わりを予見したのか、そのリスクを少なくするために動きはじめているように見えます。やがて、この動きに、日本も巻き込まれ、傷を深くする方向に動くことになるのでしょう。最後の審判の時代、この世は、アメリカもヨーロッパも、チャイナもロシアも、日本も、すべての国と地域で、どんどん貧富の差が拡大しています。
かつて、隣のクニが、自虐的に、自分達の住む所をヘルと呼んでいましたが、いまの世界は、地球そのものがヘル化、つまり地獄化しているといってもいいのです。それをしているのは、一部の人間グループの世界支配計画という説もありますが、精神界は、それをくい止めようとするのではなく、加速させる方向で介入しているらしい、という印象が私にはあるのです。
現在、この世の人間に祟ると宣言しているオオモノヌシの神は、もともと物質宇宙の主宰神であったらしく、魔界も地獄も作り直すということを続けています。
その神格が、地球という物質的な場を、最後の審判の場にするという役割を担っていて、この終末の世を現出させることこそが、その祟りの正体かもしれないということです。
私はこのことについて、問うてみましたが、回答は沈黙のみだったと、ここでは記しておきます。
私の認識でいうと、いま進行中なのは、物質宇宙が持つ、物語性の暗黒面の処理で、いまの宇宙では、物質も、いまのような波動しか持てないという、物語的なテーマなのです。
すでに精神学協会には、光の宇宙と闇の宇宙では、物質も波動的に変化しているという知識が授けられています。当然、人間の意識も、光の宇宙と闇の宇宙では、別なものとなり、それを分り易くいうと、闇の宇宙に留まる人間意識は、地獄を形成し、自ら暗黒面に落ちていくという運命に従うことになるということです。
いまの地球で生きている人間のほとんどは、自分が落ちていく地獄の苦しみを増幅するために、この世で生きているということです。それは、現在の地球を支配している人間グループも同じで、彼らが崇めているとされるルシファーという存在は、精神界的にいうなら、偽りの光、なのです。そして、どうやら日本のオオモノヌシは、このルシファーをよく知っているらしい、と私は考えています。つまり、現在、進行中のことは、日本の仕組みの最終段階に組み込まれた審判のプログラムである可能性が高いのです。
聖書の最後まで耐え忍ぶものであることを、いまの世で生きている人間は、試されているといってもいいのでしょう。
ここから先のプログラムについては、私が何度もお伝えしてきたように、この世を支配してきたマネーのシステムとメカニズムは、自ら作り出した数字上の大きさに、自己崩壊を起こして、この世の終わりがはじまります。
そのプロセスで、戦争がはじまるかもしれませんが、それによって、最後の審判が起きないということは、もうないのです。
光に進むのか、闇というより、暗黒に沈むのか、ひとりひとりの人間にそれが問われているのです。
すでに、私は、日本人は救世主という対談本で、日本と日本人の秘密を開示しています。そして、この書を、すべての学生の教科書に、という声を発する覚醒者が、日本の刑務所の中から出たことに、私の運命の不思議さが何世代もかけたたましいのプログラムであったことを再確認することになりました。
私は少年期を十三階段で有名な巣鴨プリズンの官舎で過しました。
沖縄戦の生き残りの父は、その後、広島拘置所の所長として、荒れに荒れた拘置所内の秩序の回復を成功させ、次に転任した大阪刑務所で、職員、収容者の処遇を改善するという志の半ばで、死を選びました。そこには、第二次世界大戦での日本の敗北の記憶が深く根差していたのです。この戦争の責任は、人間界にもありますが、日本神界にも、あるのです。その責任の最終段階が、現在の終末の世です。日本神界は、あの戦争の敗北の後の日本人のたましいの質も含めて、その責任をいま取りつつあると考えてください。
その役割を担うのが、物質界のヌシたる存在だということです。
もうすぐ、唯物論の世に裁きの日が来ることを人間は知ります。
神紀三年(二千二十三年)十一月二日 積哲夫 記