小関さんのこと・・

小関さんは五組ある御町内で同じ組の方です。

その小関さんが令和6年7月10日の中日新聞の
朝刊に出てみえてビックリ!!。

実は小関さんのご職業は名古屋で一番古い
「相撲茶屋」さんなんです。

小関さんは同じくご町内が保存している名古屋市指定文化財の
「唐子車」という山車の保存会の会計さんを50年もしていただいている
厚志者でもあります。
それも先代様もしていただいて会計二代目。

相撲なんですが「大関」でなくて「小関」さんというのが
ちょっと面白いですね。

小関さんは記事にあるように現在82歳。
とても温厚な方で今は息子さんと共に立派に
「相撲茶屋」を継続中。
来年から相撲の開催場所の「愛知県体育館」が北区の
新設の体育館に変わるということで、今までの思い出を
関係者の方々がかわるがわるに語るという連載記事が
10日の新聞記事でした。

会計の業務は実に迅速。
かかった経費のご請求に伺うと、直ちに奥から
お金を持参されます。超スピードです。

相撲の方は「コロナ」の時期は開催がないので
収入がなく大変ですねとお聞きしますと、

「相撲協会はこんな時のために積み立てをしていて
ある程度の補償をしてくれるので、助かります」との
お返事。

さすが相撲界と感心。

昨年の地元と名古屋まつりの時には大学生になったお孫さんが
文化を守る人々とその対象について「山車」を選択され、
一緒にインタビューしながら「山車」について回りました。

発表した卒業研究の結果は「優秀賞」。

300年にもおよぶ長い期間、文化財を継承することの
意義をこのような体験から学びました。

少ない家屋で文化財を維持する難しさを日々肌で
感じながらも、何かのお役に立てた喜びは格別です。

関係するすべての方々に感謝で一杯です。