いろいろ人間だから思うもんだ。
誕生日メッセージを贈るという企画がある
ソーシャルネットのGREE。
その企画を最初は無視していた。
でもいつだったか、ふと書いてみようと思って、
誕生日の方に書き始めた。
それからずっと書いている。
返事はあってもなくてもいいんだけれど、
あるとやっぱり嬉しいものだ。
その返事の中には、「ええ??」と感じることもある。
返事を書いた、その方の人生がみえる。
「ひさしぶりに、おめでとうなんて、言ってもらいました。」
「一人っ子なのに、幼いころ一度も祝ってもらったことなんかなかったです。」
「ありがとうございます。やっぱり嬉しいです。」
こんな素直な一面がお返事から伝わってくる。
1 TO オールが圧倒的に多い情報社会にあって、
やっぱり、やっぱり 1 TO 1が 大切な交流の基本だと
教えてくれたかのようだった。
そして自分の番の日が来た。
オール TO 1 の日。
その日は長崎の原爆記念日である8月9日。
たくさんの暖かい言葉が届いた。
どれもどれも、差出人さんそのものだった。
とても嬉しかった。
人間だもの。
娘の「おとうさん だいすきです」や
同僚の「いつまでもどこまでもついていきます」に
青年の感激でいっぱいの胸になる。
多くの人の一念が一人に届く。
感謝で胸がいっぱいになった。
その日奇しくも11時2分(原爆投下された時間)に始まった、
高校野球の長崎清峰対名古屋名電は、清峰の勝利。
名電の「春夏連覇」の夢は消えた。
7日の早朝には、ありがとう村の壮大な護摩焚きが済んでいた。
8日国会で郵政民営化法案が否決され、衆議院が解散となった。
9日スペースシャトル「ディスカヴァリー」が無事地球に戻った。
さまざまな体験が私たちを取り巻く。
確実に体の寿命は減ってゆく。
毎年誕生日前後に個人のスイッチが切り替わる
と聞いていた。
そういえば、なるほどと感じることがある。
みなさんへ 1 TO オール の 1 TO 1 という
変な返礼メッセージを送らせていただいた。
みんなこちらのことなのですが。
成し遂げたいことはあまりにはかない。
ありがとうございます