・・・つづき
スカンダアシュラムに暮らしていたころ、私はときどき外に出て、よく大きな岩の上に座ったものです。あるとき、ランガスワミを含めた二、三人が私とともにそこにいました。突然、私たちは小さな蛾のような虫が、岩の割れ目からロケットのように飛び出してきたことに気づきました。するとまばたきをするほどの短い間に、それは数百万にも数が増え、雲のように空を覆ってしまったのです。何とも不思議に思って、私たちは蛾が飛び出してきた場所を調べに行きました。私たちが見つけたのは、わずか針の穴ほどの小さな隙間で、ほんの一瞬の間にあれほどの数の虫たちがそこから飛び出すことが不可能であるのは明らかでした。
“ラマナ・マハルシとの対話より 31ー7 ” の続きを読む