2335「大敬メッセージ」2021.5.18 自分で自分を自分する から

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今回は立花大敬さんの最近のワンデイメッセージから抜粋して紹介します。

316 2021.05.01

「法華経には、「行動の極意」は、『上・中・下の法を行わない』ことだと説かれています。

つまり、人や仕事にランク付けをして、「上のランクのもの」に対しては真剣に、力を入れて取り組むが、「下のランクのもの」は、いい加減に、粗雑に扱う。そういう態度が『上・中・下の法を行う』です。

そういう態度で行動していると、やがて自分も「下のもの」として、軽蔑されたり、邪険にあしらわれる時が必ずやってくるのです。

仕事でも、人に対してでも、上も下もなく、軽重もなく対処してゆくのです。

過去からの何らかの深い因縁で、今・ココでこうして出会った課題(人、仕事)なのだから、ただ誠実に、手を抜かず、でも成果を期待せず、計算せず、淡々と、しかし一生懸命にやってゆくのです。これが法華経が説く「行動の極意」です。」

317 2021.05.02

「あなたのせっかくの善意を理解しようとせず、あなたを非難したり、かげにまわって悪口を言ったりするような人がいたら、次のように考えよう。

誠意を認めてもらえず、こんなに人から非難されるのは、私にまだ「イノチの実力(徳)」がないからなんだ。

また、私を非難する人たちも、私の善意を素直に受け取る心の広さや、豊かさがないのだ。

私もこの人たちも、この世では、こんな低いイノチのレベルにいるけれど、私は決してあきらめない。

生まれ変わり、死に変わって、すこしずつ、すこしずつ、イノチを進化させてゆき、いつの世でかきっと「ひとついのちの悟り」を開いてみせる。

そして、かならずこの人たちを「イノチの実力で」引き寄せて、この人たちもまた「ひとついのちの悟り」を開くように促してみせる。

どうか、仏様、菩薩様、天の神々さま、この私の誓いを受け取ってくださって、私の道行きを護り、必要な時に、必要な力を足して下さいますように。」

319 2021.05.04

「人生では、今のあなたにふさわしくない『空席』は、決してやって来ませんし、今のあなたにふさわしくない『仕事』も絶対やってきません。

グズグズ言ってないで、思い切って、サッと席に着き、サッと働き出せば、必要な能力も、必要な智慧も、続々と、限りなく、湧き出してくるものです。」

318 2021.05.03

「何事も素直に受け取ろう。

『あの人はこう言っているが、実はこういう意味なのだろうか』などと複雑に考えない。

「邪推」は驚くほどイノチのエネルギーを消耗します。

そして、あなたの人生を不幸にしてしまいます。」

320 2021.05.05

「<心が先、形は後>なのですから、病気という“形”のほうばかり見て、それに対して心をクヨクヨさせたり、イライラしたり、ビクビクしていたら、心に病気のことばかり映っているのですから、ますますスクリーン(現象世界)には病気が映り続けてしまいます。

ですから、ひとまず“形”のことは打ち捨てておいて、心を安らかにし、心に神様を宿し、光でいっぱいに、喜びでいっぱいにしてやれば、ただちに形の世界にも“健康”が現れてくるのです。」

321 2021.05.06

「子供は弱いように見えて、本当は一番強いものです。

なぜなら、子供には生活能力なんてありません。知力も才覚も体力もありません。

それでも、ちゃんとご飯を頂いて、面倒をみてもらって、すくすく成長してゆきますね。

これは、いのちに強烈な強さがあって、必要なご飯も、服も、絵本も、どんどん引き寄せてしまうからです。

そういう子供のいのちの“気の強さ”を、あなたのいのちに移し込むにはどうすればいいのでしょうか?

それは、子供に接すればいいのです。一緒に遊べばいいのです。そうすれば、子供のいのちの“強力な気”が自然と、あなたの心に映ってきて定着するのです。

心に定着したものが、形となりますから、身体も若返り、新鮮な、日々新しい発見がある生き方ができるようになります。」

322 2021.05.07

「黒住宗忠公は若い頃、すごく真面目な方だったのですが、陰気な方だったのです。

そして、両親が突然続いて亡くなられたのに気を落として、ついに結核になられ、医師もさじを投げられて、いよいよとなられたのです。

その時、ふと気づかれたことがあるのです。

それは『私は心が陰気になったせいで大病となってしまった。そうすると、心を陽気にすれば治るのではないだろうか』。

そこで実験をしてみようと、もう病気のことや行く末のことは思わず、ただ楽しいこと、面白いこと、有難いことのみを思い、また、笑う修行をされたのです。一時はついに気が狂ったと世間のうわさになるくらい、絶え間なくお笑いになったそうです。

こうして、ついに不治の病を治してしまわれたのです。

要は、心に“春の気”を呼び込めばいいのですね。心さえ春になれば、形の世界に次々花が咲くのですから。」

324 2021.05.10

「人は、人生において、心の範囲内にあるエネルギーが使えるのです。

心が狭い人は、その狭い範囲の中の少ないエネルギーしか人生で使えませんから、すぐエネルギーが枯渇してしまい、想い通りの人生を送れなくなります。

心が広い人、自分のことはもちろん、他の人のことも、“わが身”、“わが事”と思えるほど心が広い人は、<自分>の範囲がとても広い、つまり<心>がとても広いのですから、その広い範囲内のエネルギーすべてを、“わがもの”として使えるのです。だから想うことがどんどん実現するのです。」

323 2021.05.09

「心を広くすれば 宇宙のパワーがあつまる

心を豊かにすれば 美しいものに囲まれる

心をスッキリすれば 想うことがすぐ実現する」

326 2021.05.12

「私という存在、これは私がつくったわけではありません。

私という自意識が生まれた時、つまり物心がついた時、それ以前から私はすでに生きていました。

ですから、イノチが先で、私はあとなのです。

先のものであるイノチが、私を生み出したのです。

ある本に、『私が生きているんではなく、イノチが私しているんだ』とありました。うまい表現だと思います。

では、イノチはなぜ「私という存在」を生み出したのでしょうか。

それは、イノチにとって、どうしても「私という存在」が必要だったからです。

「私という存在」を作り出して、その私にいろんな人生体験をさせ、私を通してイノチの可能性を証明するような“表現”をさせたかったのです。」

327 2021.05.13

「私、またあなたという存在は、大地に根づき、大地から芽生えて生長しつつある樹木にたとえることができます。

私もあなたも、「ひとついのち」という大地から芽生え、存在を立ち上がらせているのです。

あなたは、あなたの地点に根付いて、あなたの人生の幹、枝、葉を茂らせています。私もまた私にふさわしい地点からイノチの樹を生長させています。

私が根ざしている地点は、私だけのポイントであって、あなたがそこに根を張ることはできません。世界中の、宇宙中の、どんな存在であっても、私の時点に存在を生やすことはできないのです。

この空間の、この時に、この肉体を持ち、この個性を持って、イノチの可能性の“表現”をする。それは“私”にしかできないことなのです。この表現が出来るのは、宇宙広しといえども、“私”だけなのです。私の自信はここからやってきます。」

325 2021.05.11

「私は、日本は何よりも“美”の国だと思っています。

ロバート・モンローさんという体外離脱の達人が三十何世紀でしたかの未来に出かけた時、日本が世界の公園のような“美の楽園”になっていたと報告しておられますが、きっとそうなるだろうと思います。

なぜというに、日本人は、何気ない人生の一瞬にも、美を、深い味わいを、見いだしてゆける“美の達人”だからです。秋の虫の音に“美”を感じるのは日本人だけだそうです。

そういう豊かな心を持った日本人は、形(風土)の上でも“美”でつつまれることになります。ですから、おのずと美しい、庭園のような国土に住まうことになるのです。

日本人は、真・善・美の三徳のうち、おもに「美」を担当する役割を果たすことになるのだと思います。持ち前の美的感覚をさらに磨いてゆきましょう。」