「今日という日」2021.3.14 自分で自分を自分する

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今回は「いっぷくからありがとう」さんの2021年02月26日「今日という日」と2021年03月05日「ブッダ悟りと神道」の2つの記事を紹介します。

「今日という日」

皆さんは

・ご家族と一緒に暮らしていますか?

・仲良くされていますか?

それとも、

・顔を見るだけで、ため息の出るような、家族もいらっしゃいますか?

・言うことを聞かない子供、

・自分勝手な旦那さまなど・・

今日は、その方のお顔を思い出して、読んでみてください。

 あるご家族の娘さん(7歳)が亡くなりました。子どもを亡くしてから一年経っても

このご夫婦は「娘にもう一度会いたい」と嘆いていました。

ある日のこと、水色の天使がその夫婦の前に突然に現れて言いました。

「今、あなたの持っているすべての財産と引き換えに、亡くなったお嬢さんと一緒に過ごせる日を一日だけプレゼントできますが、 どうしますか?」

 その夫婦は迷うことなくOKしました。 そして水色の天使が続けて言いました。

「しかし、ルールがあります。あなた方は、プレゼントされた1日が終わるまで、今ここで約束したことや、お嬢さんと死別したことなどの記憶は消されてしまいます。それはまるで、過去に戻った一日を自然に過ごす感覚ですよ、それでもいいですか?」

 その夫婦はお互いに顔を見合わせてゆっくりとした口調で「分かりました。」 と返事をしました。

 その瞬間パッと光が・・・あっ!まぶしい・・・ 次の瞬間には、いつも通りの朝になっていました。ですが、夫婦は、天使と約束したこと、娘が死んでしまう事など、一切の記憶を無くしていました。

そうです、娘が生きていた頃の何気ない一日の始まりでした。

 朝から「早く起きなさーい!!」妻の大きな声。パジャマ姿で機嫌悪そうに起きてきた

髪の毛のボサボサな娘。眠たい目をこすりながら新聞を読む夫。

貴重な貴重な一日が始まりました。 私たちが生きている今日は、それは、いつか未来に水色の天使に全財産と引き換えに頂いた「今日」なのかもしれませんね。

もう一度、最初の質問をしたいと思います。

皆さんは

・ご家族と一緒に暮らしていますか?

・仲良くされていますか?

それとも、

・顔を見るだけで、ため息の出るような、家族もいらっしゃいますか?

・言うことを聞かない子供、

・自分勝手な旦那さまなど・・

その方が、明日は、いなくなってしまうかもしれません。もし、胸がきゅんとなったのなら、今の何気ない日々の暮らしの中で、どうぞ笑顔で、優しく接してください。

今日のこの日は、永遠に続く日々ではありません。

家族もいつかは離ればなれになってしまいます。

・手のかかる、言うことを聞かない、心配の種の子供も・・

・自分勝手な夫も

・嫌味ばかりを言う親も

明日はいないかもしれません。いつか、別れの時が来ます。ともに、この地球の同じ時代に生まれ、そして縁によって結ばれた家族たち、それは、私たちの魂を、磨き合う仲間でもあります。外見の態度や言葉で切り捨ててしまうのではなく、その心の奥にある、魂を見つめたいものです。私たちは、生まれる前に、その魂同士で約束してきたのですから。

それから、今日は、もう一つテーマがあります。

皆さんの中には、お子さんを早くに無くしてしまった方も居るかと思います。病気や事故、もしかしたら自死もあったかもしれません。医療ミス、過剰な薬物投与。自分より先に、かわいいわが子を無くすことほど、苦しく、辛く、悲しいことはありません。

世の中全部が敵に見えるかもしれません。幸福な家庭が憎くなるかもしれません。

心の中は、切なさ、後悔、やりきれなさ、憎しみで一杯になってしまうかもしれません。

ですが、ここで、少し考えていただきたいのは、先に逝ったわが子、愛しいわが子は愛する父と母の心が自分の死によって、そのような黒い心になってしまうことを望んでいるのかということです。

肉体を去っても、存在が消えたわけではありません。より自由度を増した、魂の存在として、元の世界に戻っているだけです。私たちも肉体を去れば、必ず会えます。心が通じているのですから。

その愛しい子供たちが自分の死によって、父や母の心が黒く変わってしまったら、悲しむに違いないのです。憎しみのあるところ、幸福も、健康もありません。

愛と許し、感謝のあるところ神さまの光が照らします。幸福があります。

どうか、たとえ、愛しい子供たちが夭逝したとしても、心を黒く汚すことなく、悲しみは悲しみとして、しっかり受け止めて、そして次には前を向いて欲しいのです。

笑顔を、周りの方々に向けて欲しいのです。きっと、天国の子供たちも、愛する、父や母に、そのような神様の道を歩んで欲しいと願っていると思うのです。

「ブッダ 悟りと神道」

今日は、小林正観さんのお話から、ブッダの悟りと、日本に昔からある神道が全く同じ統一点にたどり着いている、について書こうと思います。ブッダは2,500年前にこの世の苦しみ、悲しみの原因は、自分の思いどおりにならないこと、と悟りました。

自分の思いどおりにならないことに対して、それに逆らってなんとかしようとするからこそ人は悩み・苦しむのです。人の苦しみや悲しみは、外から与えられるものではありません。苦しい・悲しいと思う心つまり、人の内(心)から苦しみや悲しみが発生しているのです。

 だから、お釈迦様は、こうおっしゃっています。

「すべて、受け入れなさい」と。

それは、頑張る生き方ではなく楽に生きる生き方です。

・人に頼って

・人に甘えて

・あるいは人に頼られて

・時には人から甘えられて

自分の思いどおりに、世の中を変えようとしないで、それを受け入れて、こころを楽にして生きてゆくこと。

 そして、最高の形は、「ありがとう」と感謝することだったのです。

・水を飲めることに「 ありがとう 」

・息ができることに「 ありがとう 」

・食事できることに「 ありがとう 」

・仕事があることに「 ありがとう 」

・家族がいることに「 ありがとう 」

・友達がいることに「 ありがとう 」

・話ができることに「 ありがとう 」

・歩けることに  「 ありがとう 」

・病気でないことに「 ありがとう 」

・生きていることに「 ありがとう 」

これは、日本に古くから存在していた古神道と同じ結論です。感謝の心が神々の恩寵の表れる場となる・・ということです。

 日本の神道には

・教義も

・教祖

もいません。だから宗教とは呼ばれません。全てのもの、全ての自然現象に神々の意吹きが宿るとして、尊重し、敬う心です。

このブッダの悟りの神髄に対してきっと反論のある方もいるかもしれません。

だって実際に

・貧困でお金がなく

・病気で、毎日が苦しい

・友人に裏切られた

・職場にいじめが存在する

・世の中には許せない犯罪者がいる

・憎い

・苦しい

・辛い

自分が辛いのは

・あいつのせい

・世の中のせい

でもきっとご本人もわかっているはずです。

自分が辛く、苦しいのは

・憎しみの心があるから

・人のせいにしているから

ブッダは仰いました。

「すべて、受け入れなさい」自分の心の状態が現実を作ります。憎しみの心を抱いていては、次から次へと 憎しみの対象が目の前に現れてくることでしょう。

「これがない、あれもない」と、常に足りない部分ばかりを見ていては、地獄の餓鬼と同じ心になってしまいます。

そもそも神様は私たちが生きていくうえで、必要なものは全部、準備してくださいました。そのうえで、私たちを、その場所に置いてくださいました。

「置かれた場所で、咲きなさい」と。

神さまが準備してくださったものは

・健康や

・お金

・幸運

だけではありません。

・苦しみ

・悲しみ

・貧困

・病気

も置いてくださいます。

それは、その状況が、私たちの魂を磨いて、輝かせてくれるからです。本人が超えられないものは、置かれません。人よりもつらく、悲しく、苦しい状況は神様に見込まれているからです。

私たちは、足りないことばかり見つめることをやめ、ゆっくりと、澄んだ心で周りを見渡せば、きっと、本当の幸せを見つけることができるでしょう。

なぜなら、誠の幸せこそ、神様が私たちに一番、渡したいと願っているものだからです。

幸せは向こうから勝手にやってくるものではありません。すでに自分を、山ほど取り囲んでいるものです。神様が準備してくれていたものです。それに、気がつけるかどうか。ただそれだけの違いのようです。

そうブッダは、般若心経で教えてくださいました。

・憎しみの心

・人を蔑む心

が消えて、お幸せになられますように。