森信三先生の言葉 15~われわれの命というものは、祖先以来・・

 われわれの命というものは、祖先以来無量の生命の重畳であり、その結果と申さねばなりません。実際わたくしたちが、針の先で突いて出る程度の血の中にも、実は過去無量世の祖先の血が圧縮せられて重畳しているわけであります。それ故このように考えて来ますと、わたくしどもは自分の生まれる以前の「業」を、わが身の内に宿しているということは、必ずしもこれを非科学的だとか、迷信といって片づけられないものがあるわけであります。

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 この「業」という考えは、われわれがこの人の世において受ける諸々の悩みや苦しみに対して、何とかして逃げようとか免れようと焦りもがくのではなくて、わが身の受けるべきものは、そのすべてを自業自得として受けるという態度であります。即ちこの態度は、悩みや苦しみを回避するというのでもなければ、さりとてまた単にそれに泣き溺れてしまうのでもありません。そうではなくて、自分の果たすべき「業」はそれを果たして了うまでは、どこまでもこれを甘受し受け容れて行くという態度であります。否、自己の果たすべき「業」はたとえ生涯をかけても、あくまでこれを果たして行こうとする雄々しい人生態度ともいえましょう。それは例えば柿の渋を抜くようなものです。つまりこの「業」という考えに立つ時わたくしたちは、いろいろな悩みや苦しみに出合う毎に、一歩一歩自分のアクが抜けていくのだと考えることが出来るのであります。

2553「死なないで!」2021.12.21 自分で自分を自分するから

https://tenmei999.blogspot.com/2021/12/255320211221.html
 

今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2021年12月16日の記事を紹介します。

「死なないで!」

周りを見渡してみると、元気はつらつの人もいらっしゃいますが、本当に辛そうな方々も沢山いらっしゃいます。

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再録 奇跡の道 その115~魔術的想念にどう対処すべきか

「魔術的想念にどう対処すべきか」

このことについての最初の責任は、攻撃しないことですね。

もし一つの魔術的な考えが何らかの形の怒りを
呼ぶとしたら、罪を信じる信念を強めてしまって、
自分自身に有罪宣告をしたということにありますから。

そして、ゆううつ、苦痛、恐れ、災禍が自分のもとに
訪れることを自分で求めてしまったということですね。
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令和 4年 6月までの冠之会 慈藹塾読書会のご案内

令和 4年 6月までの冠之会 慈藹塾読書会のご案内

年の瀬も迫ってまいりました。
今年も集いに多数のご参集を賜り、誠にありがとうございました。

さて、半年分の集いの日程ご案内です。

慈藹塾読書会はあと「修身教授録」の講が11回となりました。
丁度令和4年の12月読了となり、来年をもちまして、一旦休会の予定です。

また休会となっております「テネモスミーティング名古屋」ですが、
新たに4月ごろから「いろはミーティング」として開催させて
いただく予定となりました。
全国各地に広がりを見せる次世代に向けての
さまざまな活動グループとコラボレーションできればと
念願しています。

以上ご報告申し上げます。
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