人間はさまざまな人生を歩んでいます。
悲しかったら「悲しい。」と
頭にきたら「もーーーー!」と
怒鳴りなさい。
一人で。
そのかわり嬉しかったら、
隠してないで、「ほんとにありがとう。」と
はっきり相手に言えばいいでしょう。
おいしい時も同じです。
気がつけば、相手の望むことを
先回りして。
気がつかなければそのままで。
頼まれたら、どんなことでも「ハイ。」と言って
してあげたい。
でもできるだけ。
聞かれたら「はいそれでいいです。」
「はいそれがいいです。」弁栄さんふうに
なんでも「ハイ。」でこたえたい。
ああ、指針や鑑(かがみ)は世の中に
いっぱいあるけれど。
なんで、そんなふうにできないのでしょう。
できないといっては悩み、
してくれないといっては悩む。
否定されては悲しみ怒り、
思うようにならなくてはイライラ。
お金の少なさが将来の不安をよぶ。
みんなしましょう。
でもできるだけでいいので、
なるだけ長いこと機嫌よくいましょう。
せめて今生きている間だけでも。
そしてせめて人間さんと一緒にいるときくらい。
自分への応援のことばです。(笑)
こんな方が・・・
「夫子の間は善を責めず・・・」
ハガキの世界での友人のありがたい言葉。
孟子さんの、父子間の親の子への接し方だそうだ。
あんまり正しいことばかりで子を責めると、
子は離れていってしまいますよ。
というような意味らしい。
そんな風に接してきた同じ職場の
親子関係は、親子の縁のすさまじき修行を感じさせる。
人ごとではないですが。
「えーさん日記」からある聖者のことを知った。
それは辨榮(弁栄)聖者。
思わず全部読ませていただいた。
目にみえる世界の不思議を明確に
説かれているようです。
「夢」
山奥の細い道を誰かに載せていただいて、
乗用車が走る。
到着した作業現場にいる
以前からの顔見知りさんにご挨拶。
明日からここで働くんだ。
土木工事の作業現場宿舎で少ない荷を解く。
その日は眠ってしまった。
朝がきて、バイクに乗って高速道路の現場の
工事状況を視察する。
隣の工区との境も過ぎて、いつしか
道路の工事区間をも離れ、山奥の
大きな川の分岐点に座って、川の流れを眺めている。
「また働くんだ・・・ここで。」
となんだか憂鬱な気分。
帰り道、土を運ぶトラックやショベルカーと
なんども行き交う。
そしてショベルカーが土をトラックに積み込んでいる
場所で、ぼんやりとその光景を眺めている。
「みんなどうしているんだろう・・・・・・。」
と思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
学校から通知が来た。
もう一年大学に通わなくてはならない。
それも働きながら。
落とした単位を取得するために。
学校への長い坂道を歩く。
事務室で手続きを済ませ。
何をいつ受講すればいいのかを聞く。
初の受講日が来た。
教室を必死で捜すのだが見つからない。
空ける部屋、空ける部屋、知らない人と
先生ばかり。
なんだかイヤになって、受講をあきらめる。
そして結局、一年間一度も受講しなかった。
それでももう学校からは通知が
こなくなった。
「ああもう勉強しなくくていいんだ。」
物凄く大きな安心感が体中を包む。
幾度も見た夢のお話。(笑)
集中は神域と知る
集中と間。
美しい姿は神域の波。
歌舞伎。
こわばりの笑顔
朝、通勤の道で、コーヒーかこさんに毎朝みえる、
犬をつれたおじさんとすれちがった。
「おはようございます」とご挨拶。
いつもは黙礼だけなので、今朝が始めての声かけ。
おそらくずいぶんと長い間笑ったことが
ないようなお顔が、こわばりながら
微笑んでいた。
同じようなことが、会社でのさまざまな人々との
出逢いでもおきる。
「こんにちわー!」とこちらから声かけ。
「こわばった笑顔」がかわいいと感じる。
その方の日常がみえる。
人生はほんとにいろいろ・・・・。
静寂はごちそう
朝霧高原のログハウスに二日間いた。
その間、雨がほとんど降っていた。
富士山からの風が雨を斜めにする。
雨の音が心地よいことがわかる。
風、雨、鳥の声しかといっていいほどの静寂。
自然じゃない音は、石油のボイラー音と
時を知らせる村の拡声器からの音楽のみ。
ささやくような声が、みんな聞こえる。
ふだんの声がどんなに大きいのかわかる。
きっと会話の声が小さいだけで、
おだやかな生活が得られるのかも知れない。
自宅はと言えば、
都市高速道の自動車の走行音が
一日中聞こえる。
夏はクーラーを入れないので、少し開けた窓からの音は物凄い。
けれど慣れってもっと凄くて、
騒音が気にならなくなってしまう。
ログハウスでの静寂はほんとに嬉しい。
普段から静かなところで暮らす方にとっては、
信じられないだろうけれど。
静寂はご馳走だとしみじみ思う。
音にもエネルギーがあるのだろうから、
ずっと無意識に聞いている音から
どんな影響を受けているのだろう。
そして無音からは何を受けるのだろう。
たまに・・・
おととい、ひさしぶりに飲み会に参加。
経営者のみなさんのお話を聴いて、
たまには現実もいいなあと思う。(笑)
こちらから出る言葉も確認できた。
ちょっと気になる男性がいて、
だいたい一月に一度お話を聴きに出かける。
この前は3人で聞くところが、
一人が急にこられなくなって、
二人で聞いた。
あとで大須へ行って、お食事した。
お目当ての「健福」さんが、27日まで
お休みで、万松寺通りを西へ抜けた。
何年ぶりかのこと。
若者と外国の人たちが目に付いた。
また次のお目当てのところ「御幸亭」さんが
まだ開店前。
それで「キッチン ニュートーキョー」へ。
お食事をご一緒していただいた方は
もう9年ほど前にあって以来の知人だけれど、
二人だけでのお食事は始めて。
子どもさんは、おなかの中にみえるころから
知っている。(笑)
やっぱり二人だけでの話しや時間は
貴重だと気づかせていただく。
不思議な方と思っていたけれど、
やっぱり見ている・・・人だった。
ケイタイが鳴って、兄が名古屋駅に到着するので、
大須でお別れした。
これから以後、ともに学べることは幸いと感じた。
名古屋駅で兄と会った。
「楽天」さんで二度目の夕食。(笑)
二年ぶりだろうか。
今年で66歳。
「あいさつ回りだけで半年かかるわ。」と笑う。
それから自分の働いている今度の職場の
優秀性を難しい言葉で続ける。
久々に兄貴らしさに触れる。
幼いとき、ともに言い知れぬ苦労をした二人だ。
父親代わりの兄貴の背中は丸く、
大変な思いをたくさんしょって・・・と、
後姿を見送る。
ありがとうお兄ちゃん。
たまに・・・の多かった一日。
たまにが、いいようです。