大島 修治 ジェイ・コスモス代表取締役
約六年前、私が会社の社長室で仕事をしていると、ドアをノックする人がいました。はい!」と言って扉を開けた瞬間、何者かが私にガソリンをかけ発煙筒を焚きつけました、熱い・・・。燃え盛る衣服を剥ごうとして、私の右手は焼けただれてしまいました。その後、救急車で病院に担ぎこまれましたが、身体の六割以上が焼けてしまった私を見て、医師は、「もう無理です。助かりません」と言ったそうです。しかし、私は悪運が強いんですね。五度の危篤状態に陥り、血圧が二十以下に下がってもまだ生きていました。奇跡的に一命をとりとめましたが、ベッドに横たわり考えるのはいつも死ぬことだけでした。全身焼けただれ、ちょっと消毒するにも金だわしで傷口をえぐられているように感じます。「なぜこんなに俺を苦しめるんだ!いっそ一思いに殺してくれ!!」病院中に私のわめく声が響き渡ることも少なくありませんでした。
“致知出版社 一日一話 読めば心が熱くなる・・ 第二弾 24 「人はその人の性格にふさわしい出来事に出合う」” の続きを読む